医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関において、受付業務や会計業務、診療報酬請求業務などを行う職業です。
長く安定して働きやすいことから、特に女性の転職先として人気の医療事務ですが、こちらの職種に転職するにあたって有利な資格には、果たしてどのようなものが挙げられるのでしょうか?
有名な2つの医療事務系資格について
医療事務系の資格は数多くありますが、中でも転職に有利なのが医療事務技能審査試験です。
年間5万人以上が受験しているこちらの資格は、医療事務における多くの知識が問われる資格です。
1級と2級があり、合格率はどちらも60%程度と、それほど難易度の高いものではありません。
また、医療秘書技能検定試験も、有名で人気のある資格です。
2級以上を取得していれば、医療事務の転職に非常に有利になると言われています。
ただし、先ほどの医療事務技能審査試験とは違い、平均合格率が25%程度と少し難易度は高めです。
中でも1級は、合格率5%という狭き門になっています。
その他の医療事務系資格について
先ほど紹介した2つの資格以外で言うと、診療報酬請求事務能力認定試験、医療事務管理士などの資格は、比較的知名度が高く、転職でもアピールできる資格です。
中でも、診療報酬請求事務能力認定試験は医科、歯科に分けられている資格で、医科の合格率は約30%、歯科は約40%と、医療事務系の資格としては合格率が低めの試験です。
合格率に対して、転職の場面では高評価を得ることが多いので、狙い目の資格だと言えます。
医療事務として働くには必ず資格が必要?
医療事務として働くのに、必ず資格が必要というわけではありません。
それでも、医療事務の仕事内容は多岐にわたるため、高い専門知識や、技術を携えていることは必須条件です。
資格取得のために勉強すれば、転職・就職に有利になるだけでなく、知識を多く持った状態で業務を行うことができます。
また、医療事務という職業は、今とても人気のある職業です。
そのため、他の希望者よりも一歩リードするには、医療系資格を1つでも取得しておく必要があります。
近年、医療事務系資格を持っていることが応募条件になっている病院、クリニックも増えてきています。
まとめ
ここまで、医療事務の転職に有利な資格の種類や難易度などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
医療事務の良いところは、特に経験や年齢、資格の有無に関係なく転職できるところです。
しかし、求人倍率が高いケースも多いため、資格を持っていなければ、簡単に転職できる職種ではないということは理解しておきましょう。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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