「現在、管理職・エグゼクティブの地位にいます。しかし、新しいことにチャレンジするために別の会社への転職を検討しています。私のような管理職・エグゼクティブにおすすめの転職サイト・エージェントはありますか?」
最近では、30代〜50代のベテラン世代の方でも転職を前向きに捉える方が増えてきました。
日系大手や外資系企業で豊富な経験を積んだミドルシニアの方は、ミドルが少ないベンチャー・スタートアップ企業では大変需要があります。
実際、求人広告を掲載している転職サイトでは、COO・CTOなどの経営陣に名を連ねる役職者の募集が後を絶ちません。
管理職・エグゼクティブの職位にいる方は、専用の転職サイト・エージェントを利用することで転職の成功率を高めることが可能です。
しかし、転職サイト・エージェントの違いを見分けて、管理職・エグゼクティブの転職支援に強みがある業者を見つけることは簡単ではありません。
そこで、当記事では転職を考えている管理職・エグゼクティブの方に向けて、「おすすめな転職サイト・エージェント8選」を紹介していきます。
最後までご覧になることで、管理職・エグゼクティブだからこそ利用できるおすすめな転職サービスについて知ることができます。
目次
【管理職・エグゼクティブ向け】転職サイト・エージェントのおすすめの選び方
管理職・エグゼクティブの方は、20代や管理職経験のない30代とは違った軸で転職サイト・エージェントを選ぶ必要があります。
なぜなら、企業側が出す管理職・エグゼクティブ向けの求人は、20代や30代の方が使う一般向けの転職サイト・エージェントにはないことが多いからです。
一般的に、管理職・エグゼクティブ向けのハイクラス求人は、企業からの信頼性が厚い一部の転職サービスにしか集まりません。
それは、企業側には求人を掲載する媒体を絞ることで、要求基準を満たしていない求職者からの応募が殺到するのを防ぐ意図があるからです。
特に、日系大手や外資系企業のマネージャー以上の役職ともなると、一般向けの転職サイト・エージェントには求人がほぼないと考えてもいいでしょう。
このような理由があるため、管理職・エグゼクティブの方は、転職サイト・エージェントをしっかりと吟味して選ぶ必要があります。
ここからは、管理職・エグゼクティブの方に向けて「転職サイト・エージェントのおすすめの選び方」をまとめていきます。
▽【管理職・エグゼクティブ向け】転職サイト・エージェントのおすすめの選び方
- ①ハイクラス向けの転職サイト・エージェントを選ぶ
- ②管理職・エグゼクティブに特化した転職サイト・エージェントを選ぶ
- ③外資系求人に強みがある転職サイト・エージェントを選ぶ
①ハイクラス向けの転職サイト・エージェントを選ぶ
管理職・エグゼクティブの方は、会員登録の際に選考を通過する必要がある「ハイクラス向けの転職サイト・エージェント」を選ぶのがベストです。
この手のサービスは登録者のレベルが高いため、企業側も安心して求人を掲載することができます。
そのため、他の転職サイト・エージェントではお目にかかれない「年収2,000万円以上」のようなハイクラス求人も見つけることが可能です。
▽ハイクラス向けの転職サイト
- ビズリーチ
- リクルートダイレクトスカウト
▽ハイクラス向けの転職エージェント
- JACリクルートメント
②管理職・エグゼクティブに特化した転職サイト・エージェントを選ぶ
転職サイト・エージェントの中には、管理職・エグゼクティブに特化したサービスがあります。
代表的なのが「MS-Japan」で、30代〜50代のマネージャークラス向けの転職支援サービスを展開しています。
管理職・エグゼクティブ特化の転職エージェントには、担当のキャリアカウンセラーがマネージャークラスの転職支援に慣れているというメリットがあります。
そのため、ミドルシニア世代が見落としがちな「選考対策」や「転職先との年収交渉の代行」などのサポートも充実しています。
▽管理職・エグゼクティブに特化した転職サイト・エージェント
- MS-Japan
③外資系求人に強みがある転職サイト・エージェントを選ぶ
「これまでに外資系企業での勤務経験がある、または英語を使って外資系企業で働きたい。」
このような管理職・エグゼクティブの方は、「外資系求人に強みがある転職サイト・エージェント」をご利用ください。
外資系求人は「年収1,000万〜2,000万円」などの高条件なものが多いため、30代〜50代で会っても転職後に年収アップを狙うことができます。
また、外資系企業では「転職」は日常的に起こりうることであり、新卒の上司が3年間で5人変わったという事例もあるほどです。
日系企業と違って「完全実力主義」ですので、能力さえあれば現在よりも高い職位で、転職後すぐに活躍することができます。
▽外資系求人に強みがある転職サイト・エージェント
- ロバート・ウォルターズ
- クライス&カンパニー
管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト・エージェント8選【2022年】
ここからは、管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト・エージェント8選をご紹介していきます。
なお、当記事で紹介するのは転職サイトが3つと、転職エージェントが5つとなります。
一般的に、管理職・エグゼクティブ向けのハイクラス求人は、「転職サイト」よりも「転職エージェント」に集まりやすい傾向にあります。
それは、転職エージェントなら応募者を事前に審査してもらった上で、選考を行うことができるという企業側の思惑があるからです。
管理職・エグゼクティブの方は、「転職サイト」よりも「転職エージェント」を利用するのがおすすめです。
ただ、転職サイトにも転職エージェントにはないメリットがありますので、2つのサービスを比較して自分に合ったものをご利用ください。
▽管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト・エージェント8選【比較ランキング】
ランキング種類 | 転職エージェント名 |
管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト3選【比較ランキング】 |
|
管理職・エグゼクティブにおすすめな転職エージェント5選【比較ランキング】 |
|
管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト3選
ここからは、管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト3選をご紹介します。
管理職・エグゼクティブ向けの転職サイトには、以下のような特徴があります。
- 登録しているヘッドハンターからスカウトが来る
- 求人の質が高く、「年収1,000万〜2,000万円以上」などの高条件のものが大半
- 登録の際には、審査を通過しないといけないものがある
企業は「今すぐ人がほしい!」という考えの下、転職サイトに求人を掲載しています。
高い掲載料を払ってでも求人を載せるのは、人手が足りないのでなるべく早めに人材を補充したいからです。
そのため、転職サイト経由での応募の場合、エージェント経由での応募よりも選考通過率が高くなります。
- どの求人に応募するのかを自分で決めたい管理職・エグゼクティブの方
- 転職エージェントに頼らなくても、自分で転職活動を行うことができる管理職・エグゼクティブの方
上記にあてはまるなら、「ビズリーチ」「リクルートダイレクトスカウト」「ランスタッド」をご利用ください。
①ビズリーチ
管理職・エグゼクティブに一番おすすめな転職サイトは「ビズリーチ」です。
ビズリーチは選ばれた人だけのハイクラス転職サイトであり、年収600万円以上の人しか登録することができません。
最大の特徴は、登録しているヘッドハンターから直接スカウトが来ることです。
管理職・エグゼクティブ向けの求人は応募が殺到するのを防ぐために、企業がヘッドハンターに募集を代行してもらっています。
つまり、ビズリーチに登録した後に来るスカウトは、管理職・エグゼクティブ向けのハイクラス求人ということです。
「年収1,200〜2,000万円以上」「COO・CTOなどの役員クラス」などの高条件の求人を探しているなら、ビズリーチを利用してみてください。
■ ビズリーチがおすすめな人
|
ビズリーチの口コミ・評判
ビズリーチ、いいね。
スカウトが来るから受け身でも情報が集まる。— クレプソ (@curepuso_ZETA)
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトに登録して2日目。
どちらからもプラチナスカウトと一球入魂スカウトが届きました。
イコール内定ではないけど、少しは確率高くなるかも。近々面談してきます。
— 檸檬@Python勉強中 (@flog_lemon)
②リクルートダイレクトスカウト
管理職・エグゼクティブが転職サイトを使うなら、リクルート運営の「リクルートダイレクトスカウト」も利用しておきたいところです。
リクルートダイレクトスカウトは、ビズリーチと同じヘッドハンターからのスカウトが来る転職サイトです。
最大の特徴は、一般の転職サイトには掲載されていないことも多い「管理職・エグゼクティブ」向けの求人を多数抱えていることです。
30代〜50代の管理職・エグゼクティブの方の中には、仕事ができてキャリアも充実しているため、転職活動を楽観的に考えている人が少なくありません。
しかし、管理職・エグゼクティブクラスにもなると、優秀なのは当たり前で、後はどれだけ相手の企業の文化と相性がいいかが重要となります。
つまり、管理職・エグゼクティブが転職を成功させるなら、企業の情報収拾を徹底的に行う必要があるのです。
リクルートダイレクトスカウトに登録しているヘッドハンターは、企業の文化や役員の考え方にも精通しているので、転職先の情報に精通しています。
そのため、管理職・エグゼクティブが利用する転職サイトとしては、ビズリーチと同じくらいおすすめです。
■ リクルートダイレクトスカウトがおすすめな人
|
リクルートダイレクトスカウトの口コミ・評判
ハイクラスの転職するんだったらビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト、JACリクルートメントが良いらしい。
現にJACは四季報見てもめっちゃ業績が良いので、それだけ数多くの転職者支援の実績があり、良質な求人を揃えているんでしょうね
ワイ、ハイクラスどころかマルチタスクもこなせないポンコツだけどな— tkちゃんマン(´・_・`) (@ttt_kkk_ooo)
③ランスタッド
外資系企業・グローバルな環境で働ける企業に転職したいなら、ランスタッドもご利用ください。
世界最大級の人材グループであるランスタッドは、年収800万円以上のハイクラス求人を60,000件以上も抱えています。
そのため、豊富な選択肢の中から、自分に合った管理職・エグゼクティブ向けの求人を選びぬくことができます。
また、ランスタッドは運営会社が世界規模で展開しているので、外資系企業に特に強みがあります。
日系大手やスタートアップベンチャーではなく、外資系企業で管理職・エグゼクティブとして働きたいならランスタッドがおすすめです。
■ ランスタッドがおすすめな人
|
ランスタッドの口コミ・評判
こちらの希望を取り入れつつ、可能性の高い求人を紹介してもらえましたし、自分には合っていたと思います。
★★★★ 4.0
出典:みん評
管理職・エグゼクティブにおすすめな転職エージェント5選
ここからは、管理職・エグゼクティブにおすすめな転職エージェントを5社紹介します。
管理職・エグゼクティブクラスの人が転職エージェントを利用するメリットは以下の3つです。
- 転職サイトにはない超高条件の求人を紹介してもらえる
- 求人を出している企業の情報について詳しく教えてくれる
- 管理職・エグゼクティブが軽視しがちな選考対策をゼロからサポートしてくれる
転職市場では常識的なことですが、高い役職の求人ほど「転職サイト」ではなく「転職エージェント」に集まります。
そのため、管理職・エグゼクティブの役職のまま転職先で活躍したいなら、下記で紹介する転職エージェントを利用するのがおすすめです。
①JACリクルートメント
管理職・エグゼクティブの方が転職エージェントを使うなら、まず検討すべきは「JACリクルートメント」です。
JACリクルートメントは、30代〜50代のミドル・シニア層に特化した転職エージェントです。
日系大手企業・外資系企業への転職支援に強みがあるため、一流企業で役員クラスのポジションで活躍したい方におすすめです。
NTTコムオンラインの調査においては「薦めたいエージェントNo. 1」に輝くなど、利用者からの評判も極めて高いです。
管理職・エグゼクティブの方は、JACリクルートメントを利用することで自分の希望を満たす求人を紹介してもらえるでしょう。
■ JACリクルートメントがおすすめな人
|
JACリクルートメントの口コミ・評判
jacリクルートメント良かったですよ。普通転職者担当と企業人事担当は別なんですけどjacは人事と対面してる人が転職者担当してるんで、グリップ力が違いました
— べっく@ポケ森、マギレコ (@KneesoxParadise)
②ロバート・ウォルターズ
外資系・日系グローバル企業に転職したいなら、「ロバート・ウォルターズ」もチェックしましょう。
ロバート・ウォルターズは、管理職・エグゼクティブといったハイキャリアな人向けの転職エージェントです。
他の転職エージェントと比べると外資系企業への転職支援に強みがあるので、「外資系コンサル」「外資系金融」を志望する方には向いています。
ただ、国内拠点は東京と大阪のみなので、地方在住の管理職・エグゼクティブの方でなければ利用は難しいです。
逆に、東京・大阪で転職活動を行う管理職・エグゼクティブの方なら、他の転職エージェントと合わせて利用するべきです。
■ ロバート・ウォルターズがおすすめな人
|
ロバート・ウォルターズの口コミ・評判
Daijobとかかな? 後はJACとかロバートウォルターズのような外資系に強いエージェント 最後はその会社の採用サイト
— zaq@Crypto Interpreter (@klortu868o)
MS登録してみるのと、外資はロバートウォルターズですかね
未経験があるかは分かりません— ちゃんどら~転職オタク~ (@zinseiGAMEOVER)
③クライス&カンパニー
管理職・エグゼクティブの方は、クライス&カンパニーも利用するといいでしょう。
クライス&カンパニーは、ハイクラス・ハイキャリアの転職支援を25年以上行ってきた「実績豊富な転職エージェント」です。
キャリアコンサルタントは国家資格保有者であるため、新卒の経験不足な方が担当となるようなことは起きません。
また、外資系企業からの転職支援を行うことが多いせいか、中長期的なキャリアプランを見据えてサポートしてくれます。
そのため、外資系企業を2〜3年ごとに渡り歩きたいジョブホッパーには特におすすめです。
■ クライス&カンパニーがおすすめな人
|
クライス&カンパニーの口コミ・評判
中の人が明確にオススメする転職エージェントは、
<志向性整理>クライス&カンパニー
<コンサル>コンコードエグゼクティブグループ
<ベンチャー>プロコミット
<金融系>アンテロープ・キャリアコンサルティングです。
リクルートやdodaは求人量のみ。リクナビマイナビと一緒です— 就活サイトの中の人@20卒21卒 (@nakanohito4649)
④MS-Japan
管理職・エグゼクティブが転職を行うなら、管理部門特化型の転職エージェント「MS-Japan」も利用しておきたいところです。
MS-Japanの最大の魅力は、国内では珍しい管理部門特化ということもあり、紹介される求人とのミスマッチがないことです。
そのため、転職先でもプレーヤーではなく、マネージャーとして活躍したい方におすすめです。
また、公認会計士・税理士などの国家資格保有者の転職支援実績も豊富なので、CFO(最高財務責任者)を狙っている人も利用する価値があります。
■ MS-Japanがおすすめな人
|
MS-Japanの口コミ・評判
MS登録してみるのと、外資はロバートウォルターズですかね
未経験があるかは分かりません— ちゃんどら~転職オタク~ (@zinseiGAMEOVER)
⑤リクルートエージェント
リクルートエージェントは、国内最大級の求人数・実績数を誇る転職エージェントです。
人材業界で日本一のシェアを築くリクルートグループが運営していることもあり、信頼性・安全性・口コミ評判の高さなどのあらゆる面で隙がありません。
転職経験の有無に限らず、全ての転職活動者におすすめできる転職エージェントといえます。
管理職・エグゼクティブ特化という訳ではありませんが、マネージャー向けの求人も多く保有しています。
筆記試験・面接対策などの基本的なことからサポートしてくれるので、キャリアは豊富だけど選考対策は不十分という方はぜひ利用しておきたいです。
■ リクルートエージェントがおすすめな人
|
リクルートエージェントの口コミ・評判
dodaもいいけどリクルートエージェントもええで笑
経験者は語る— kouji319 (@uver3502)
管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト・エージェント8選まとめ
以上、ここまでで「管理職・エグゼクティブにおすすめな転職サイト・エージェント8選」を比較ランキング形式で紹介してきました。
管理職・エグゼクティブの方は転職市場での需要がとても高いため、転職先がなくて困るということはありません。
しかし、選択肢が多すぎるせいで、転職活動の軸をぶれさせてしまうことがあります。
もし、どの企業に転職すべきかの軸が明確でないなら、転職エージェントのようなキャリア支援のプロに相談してみてください。
キャリアカウンセリングを行う中で、自分でも見えなかった本当にやりたいことが見つかるかもしれません。
30代〜50代という失敗が許されない年齢だからこそ、使えるものは全て使うぐらいの気持ちで転職に臨むことをおすすめします。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
最新記事 by 株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】 (全て見る)
- マイナビデンタルエージェントの特徴や口コミ、利用の流れについて解説します! - 2024年11月21日
- 失業生活を乗り切る!支出を減らす節約アイデア - 2024年11月21日
- 看護師が選ぶ!最も楽な科ランキング - 2024年11月20日