看護師の辛い体験談・知恵袋|先輩達の乗り切った方法とは?

看護師はやりがいがある仕事というイメージがある一方で、大変な仕事というイメージもありますよね。実際に働く中で辛いと感じたことがある方も少なくないのでは。

看護師ならではの辛い体験から、先輩たちの乗り切ったエピソードまでご紹介します。

▼乗り切るにはどうしたら?(先に見る)▼

目次

多くの看護師が辛いと感じた体験・エピソード

看護師は患者の健康や命に関わる責任の重い仕事。ただでさえ業務内容が厳しいうえに、看護師の人手不足が常態化しているため、看護師を取り巻く職場環境が過酷なことは事実です。

さらに、入職した病院の体制や配属された診療科の特性、上司や先輩、医師との相性や福利厚生なども働きやすさに影響します。

現場で不満を溜めこんだり、辛さを我慢したりしている看護師は少なくありません。

看護師が辛いと感じたリアルな体験談やエピソードを見ていきましょう。

とにかく看護師の人手不足で忙しく休みも取れない

看護師 辛い 休み取れない

看護師の人手不足問題はとても深刻です。厚生労働省の推計では、2025年には最大で27万人の看護師が不足する可能性があるとされます。慢性的な看護師不足により、現場では休憩や休みが取れずに辛いという声が少なくありません。

参照:「看護職、最大27万人不足 厚労省推計 2025年、都市部顕著」東京新聞

ある病院でパートで働いています。
年間有給休暇は病棟課長の権限で人員の多い日に自動的に支給され、希望の休みの日には、有給が残っていても欠勤扱いになります。年間5日/10日中程度取れる程度です。
正職員の方からすれば、休めるだけ良いんじゃない?といった感じのようですが、ボーナスも支給されない分有給休暇くらいはMAX取得したいと考えるのはワガママ何でしょうか?
ちなみに残業はもちろんサービス残業で、残業手当が欲しいなら自己申告、そしてその申告用紙は取りにくいったらありゃしない病棟課長のデスクの真後ろに置かれています。
せめてタイムカードの自動計算自動支給にして頂きたい。
なんとか申告した残業代も超過手当抜きの通常時給(規約に違反)、病棟会はもちろん絶対参加の残業手当なし。

引用:Yahoo!知恵袋

有給がもらえなくて、月の休みも繰越。残業も1日平均で3~4時間は当たり前。経験年数も上がってくると委員会も多いし、残業手当がつかない業務が更に多くなる。師長さんに残業代を申請しても通らない。24時間のうち2/3が病院にいる状態で本当にしんどい。

参照:CAREE看護師アンケート

有給休暇の取得は働く者の権利ですが、有給が自由に取得できなかったり、年末年始休暇を有給として勝手に消化されてしまったりした経験のある看護師もいるようです。こうした状況は1年目の看護師からも年次を重ねた看護師からも聞かれる不満です。特に連続した有給取得は難しい病院が多いようです。

看護師は日ごろから夜勤などで生活リズムが乱れ疲れやすいうえに、しっかり休めが取れないと、健康面だけでなく精神面にも悪影響をおよぼす恐れがあります。

人間関係が問題があり、日々ストレスを感じて辛い

看護師 辛い 人間関係

職場でのいじめ問題は一般社会でもあることですが、看護師の職場環境は特殊性があるため、対人関係の辛さを感じやすい傾向があります。

上司や先輩から指導を超えるような暴言を吐かれたり、逆に指導を一切してもらえなかったりするのも問題です。

また、医師からのパワハラやセクハラ、患者からの嫌がらせなど、看護師を取り巻く人間関係は多様なため問題も起こりやすくなります。

前の病院の主任があまり好きじゃなかった。患者さんから暴力を受けたことがあって、その時に主任は暴力を受けたこちらが悪いと言ってきたのは辛かった。

経緯は全部話したが、自分の対応が悪かったでしょっと言われてしまった。今の病院は暴力があったらすごく看護師を守ってくれるのに。

参照:CAREE看護師アンケート

メンバーが私たち、リーダーが上の先輩で、自分の予定を調整してもらったり、業務の最後に報告をしたりする。調整しないと業務が始まらないのに、声かけても無視されるのは辛かった。

人によってめっちゃ態度変えてきたりするのも嫌だった。とにかく何かしら言いたいんだと思うけど、言えるところがないときはどうでも良いことで怒ってくる。

患者さんにちょっと布団がかかってないだけで、理不尽な怒り方をされたりとか。2年目になったときはそれも少し落ち着いてきたけど。。。

参照:CAREE看護師アンケート

職場の人間関係が悪いと、仕事にも悪影響が出ます。業務に集中できなくなり、職場のチームワークも乱れるので、患者の安全と健康を守ることが難しくなります。その意味でも、人間関係の問題は深刻になる前に解決することが大切です。

看護師は大変な仕事の割りに給料が高くない

看護師 辛い 給料 低い

看護師は業務量が多い上に、責任も重い仕事です。しかしその割りには給料が高くないことに不満を抱えている看護師は少なくありません。

特に多いのが、残業代を申請できないという悩みです。経験がある方も少なくないのでは?

研修は残業として認められなかったり、たとえ業務であっても全ての時間数は認められなかったりする施設も少なくないようです。

残業代はほぼ出ない。

1年目は仕事できないから、残って当たり前みたいな。残業代は紙で申請、申請用紙を書いた人だけもらえる。月に何回か、偉い人がチェックに来るからその時は残業の申請を受理してくれるけど、他は基本的に認めてくれない。。。

そんなこともあって、薬剤師の人が残業代もらえないから訴えてた。訴えてからは、今までの残業代が少し返金されたりした、タイムカードと残業代の中身と照らし合わせて

残業代の申請は2年目も言い辛かった、もらえても30分とか1時間とかそんなもん。2時間以上はほとんどもらえない。

参照:CAREE看護師アンケート

身体を壊して病棟勤務が出来なくなり、クリニックへ転職。

基本給+手当もろもろついて218000円くらい。
手取りだと175000円くらいです。

独り暮らしをしており、家賃30000円のアパートに住んでいます。

夜勤をやらないとこんなに給料安いんですね。

もうお先真っ暗です。

引用:ナースdeカタリーナ

世間では看護師の給与は高いと言われますが、実際はそれほど高給取りともいえないのが現状です。基本給はそれほど高くないため残業代や夜勤手当をあてにしているという声もありますが、中には残業代の申請すらできない施設もあるようです。

病院によってはボーナスや退職金が出ない場合もあり、業務の大変さに比べて看護師の給料は決して高いとは言えないのです。

労働環境が一向に改善されない

看護師 辛い 労働環境

看護師の労働環境が厳しいのは事実です。人手不足は多くの病院が抱える深刻な問題です。

とはいえ、何も対策をせず改善に向けた取り組みが見られない職場では、働く意欲が無くなっても仕方がありません。

また、教育制度がしっかりしていない施設はインシデントや医療ミスが起こる可能性が高く、看護師にとってもっとも辛い環境となります。

教育制度が、全然整っていない。新人とってるのに教育制度それで大丈夫って思ったことは何度もある。

研修自体は一応あるけど、それ以外の指導は病棟にあとは任せるみたいな感じ。どうやって新人に教えればいいのかプリセプターもわからないまま、ただただ業務を教えるから、人によって教え方が全然違う。プリセプターの力量に任されるから、体系的な教育ではない。

参照:CAREE看護師アンケート

病棟勤務です。わりと大きい病院で働いてるのですが看護師、介護士の人手不足のため、あちこちの部署に手伝いに行っています。初めはオムツ交換を手伝うという感じでしたが、段々と手伝う内容も濃くなってきていて、私のなかでは、全く分からない患者さんなので、関わるのが怖い!!

その部署の人が居てくれれば聞きながらうごけれますが、スタッフが居ないことを理由に放置傾向です。初めはオムツ交換を、やったんですが、どんな患者かも説明を受けておらず、いきなりオムツ交換して!!と言われる。ベットサイドに行ってはじめて、今日オペしたんだぁ。バルーンつけてるんだぁと、理解する感じで、という状況です。

そして、最近は点滴の配合や、朝の点滴や夕方の点滴を接続することや、経管栄養の人の薬づくりをする仕事もまかされてます。その病棟で働いてもないのに、全く顔も知らず名前しか分からない人の点滴やら栄養などのしごとをするのって、どうですか??ものすごく抵抗があります。

引用:ナースdeカタリーナ

労働環境問題の多くは、看護師の人手不足が原因です。人手不足のために教育や指導に時間をかけられないこともあれば、経験の浅い看護師が安全性に不安のある業務につかされることも。

看護師の人材確保は病院の管理者がしっかり考えるべきことなので、改善されない場合は病院の体制そのものに問題がある可能性が高いです。

看護業務のインシデントで自信を無くした・医療ミスが怖い

看護師 辛い 医療ミス

看護師はやりがいがある一方で、患者の健康や命に関わる責任の重い仕事です。そのため、看護師の仕事そのものを辛いと感じる人もいます。

過去に起こしてしまったインシデントが原因で自信を無くしたり、患者の死を乗り越えられなかったりするのは看護師という仕事ならではの辛さです。

仕事での失敗をいつまでも引きずってしまいます。表面上はいつもと変わらないように振舞っていますが、心の中では失敗したことが重くのしかかっています。

看護師は患者さんの命や今後の生活を左右してしまうしごとなので、何度かやめたいと感じました。仕事とプライベートを切り替えられないのは、看護師としてダメなんでしょうか?

もし、自分の引き起こした医療ミスで患者さんに何かあったらということを考えると、自分が看護師という仕事を選んだことに自信がなくなります。

引用:Yahoo!知恵袋

4月から急性期の病院に復帰したものです。急性期で働き、結婚。その後、療養で働いてましたが急性期に復帰しました。

最近、処置などにもなれてきたところですが輸血で患者間違いをする医療事故を起こしてしまいました。幸い、クロス適合して大丈夫だったのですが、立ち直れません。すごく怖くて、自信をなくしてしまいました。

どうしたらいいのか…上司には立ち直ってまわりに同じ間違いをしないように伝えていくべきと言われました。もう辞めたいです。

引用:ナースdeカタリーナ

ちょっとしたミスが患者の命に直結するだけに、看護師の業務は緊張の連続です。起してしまったミスから立ち直れず、不安を抱えた状態で看護業務を続けるのは辛いことです。事故には至らなくても、インシデント(与薬・転倒転落・チューブ・カテーテル・調剤などなど)により自信を失ってしまう看護師も少なくありません。

また、新人看護師は覚えることが多すぎてついて行けない辛さを、年次が上がってもプリセプターやリーダーとしてのプレッシャーを辛いと感じるケースもあります。

厚生労働省のホームページでは、「ヒヤリ・ハット事例収集・分析」として事例を公開しています。実際の事例に目を通しておくことは事故防止対策として有効です。

参照:医療事故情報収集等 厚生労働省

患者や家族への対応が思うようにいかない

看護師は患者やその家族と関わる時間が長い仕事です。患者や家族が必ずしも看護師に好意的とは限らないので、対応に困ってしまうこともあります。

患者の回復をサポートしたい気持ちが強い看護師ほど、うまくいかない時に理想とのギャップに自信を失ってしまいがちです。

患者さんのためを思っての看護が感謝どころか迷惑がられてしまったら、辛いですよね。

看護業務で辛いと感じたことはあまりありませんが、精神科特有の難しさとしては、家族とのやりとりが難しかったです。
常識が通じない人が多いと感じることもありました。
患者本人に罵倒しまくって、医療者にも罵倒しまくって、何がしたいのかわからないのかわからない家族…どうしたら良いんだろうと思いました。
医療者がする提案は受けたくないという態度にも腹がたちました。
患者が悪くなっているのを、医療者のせいにしていると感じて辛くなりました。

参照:CAREE看護師アンケート

糖尿病の患者さんで、いうこと聞いてくれない人やこだわりの強い患者さんが多くて大変でした。
糖尿病を悪化させないための生活習慣を守れない人が多くて、食事指導や生活指導をしても
間食をしてしまったり…
指導の結果は出ないし患者さんもよくならないし…
自分の指導している患者さんが指導を聞いてくれなかった時は、次の日の先輩に治ってないじゃん、どんな指導してるのと言われて、嫌になってしまった。

参照:CAREE看護師アンケート

看護師は患者との関わりが深い仕事です。そのため患者やその家族と信頼関係が築けなかったり、関係が悪化したりするのは大きなストレスになります。

患者や家族からのあまりに理不尽な要求や個人での判断が難しい対応については、上司である師長に相談して一人で抱え込まないことが大切です。

また、患者からのセクハラ・パワハラ行為を受けた場合は速やかに師長に報告し、患者への対応と担当の変更などをお願いしましょう。

科目で異なる看護師の辛い体験・エピソード

看護師はあらゆる診療科に配属になる可能性があり、配属された科によって業務が異なります。そのため、診療科目ならではの特徴があり、辛いこともまたそれぞれです。

同じ看護師でも配属された診療科目が違えば、辛さを共感し合えない可能性もあるでしょう。

ここでは、科目別の特徴を踏まえて、実際の辛い体験談やエピソードを紹介します。

小児科の辛い体験

看護師経験は10年くらいありますが成人しか看護したことしかないです。最近、小児科外来に配属になったのですが不慣れな私の処置にお母さんの目線が怖くてしかたないです。
赤ちゃんの抑え方も不慣れで処置もできなく。

自分がお母さんだったら不慣れな看護師はいやだなぁとおもってるところがあるのかもしれないですが赤ちゃんを落としたらどうしょうとか起こっていないことも心配でたまらないです。

引用:ナースdeカタリーナ

最近仕事が辛くて、心が苦しいです。

小さい身体に何本も点滴か繋がれている
レスピがついた子供
小児がんで余命宣告された両親の姿

見ていると、涙が出てしまいます。看護師五年目なのに、こんなんでどうしようもないです

引用:ナースdeカタリーナ

経験が浅く子どもの扱い方に慣れていないうちは、処置はおろか抱っこだけでも緊張します。保護者の目も気になって看護に集中できない人もいるようです。

また、病気の子どもに接することが精神的に辛いと感じる看護師も。特に命にかかわるような病気を患っている子どもを身近で看護するのは、とても辛いものです。

整形外科・形成外科の辛い体験

7月から整形外科クリニックに勤務予定の者です。

内科病棟で3年しか経験がなく、整形外科は始めてです。

院長は、「未経験でも大丈夫。徐々に慣れていけばいいよ。」と言ってくれてはいますが、整形外科クリニックの看護師の仕事を調べるうちに不安になってきました、、

整形外科クリニックはとにかく忙しい、包帯巻き、ギブス介助、医師の診察介助等やることが多い、清潔、不潔が厳しい、などなど、テキパキ動くのが苦手な私には向いていないのではないかと不安でいっぱいです。。
病棟時代も、「あなたはおっとりしてるから内科向きね。」と言われて内科になったので、、

今からでも内定辞退しようかと思うくらい、自信がありません。

引用:ナースdeカタリーナ

無資格で個人クリニックで働いています。
以下の行為は無資格の人間でも出来る事でしょうか?
主に眼科と形成外科で仕事をしています。
内容としましては、
問診
検査
(機械による視力、

眼圧の測定、眼底カメラ撮影)
視力測定
眼鏡合わせ
点眼、軟膏の塗布
(点眼用麻酔含む)
睫毛抜去
涙洗(涙管に生理食塩水を流し込み洗う行為)
散瞳検査
(瞳孔を開く目薬、縮瞳する目薬の点眼や瞳孔が開いているかのチェック等)
アデノウイルスの検査
(点眼麻酔を点眼した後、検査キットを使って患者の眼からウィルスを採取する等)
処置の準備、介助
(注射器に局所麻酔用の液を吸って入れる、切開用のメスを作る、レーザーを使う場合は機械の準備、器具や薬、ガーゼ等の用意及びそれらを処置の際に医師に渡す)
オペの補助
(器具を医師や看護師に渡す、腫瘍等をホルマリンに入れ病理検査に出す)
止血、止血剤の使用
消毒液を作る
器具の洗浄、消毒

ざっと書くとこのような事をしています。この中で医師や看護師の監視下でも行ってはいけない行為があるとして、それを保健所等が知ったら監査に入ることはあるのでしょうか?またその時に、指示されて動いていた無資格の人間も何らかの責任に問われるのでしょうか…?

引用:Yahoo!知恵袋

怪我の処置の多い整形外科は、患者が強い痛みを訴えている場合も多いので、素早く適切な対応が求められます。出血のある怪我や激しい痛みを伴う骨折など、正しい判断と迅速な処置を求められる場面が少なくないため、慣れないうちは動揺してしまう看護師も。

また形成外科の中には、本来は医師のみが許可された施術を看護師やその他の無資格者に任せているような違法クリニックも存在するようです。明らかに法律違反なので、決して関わらないようにしてください。

リハビリテーション科の辛い体験

私は今までは脳神経外科の一般病棟で働いてたのですが、最近は異動して同じ系列のリハビリテーション病院で働いています。

初めての回復期で慣れないことが多いのですが、業務の流れで一番びっくりしたのは陰部洗浄を朝の4時に行なっていることです。

理由としましては、始業と同時にリハビリが入りなかなか陰部洗浄が回らないから夜のうちにやるということらしいのですが、ほかのリハビリテーション病院、病棟でも大体陰部洗浄を4時台に行っているのでしょうか?

引用:ナースdeカタリーナ

今年准看の資格をとって新人として働いています。リハビリテーション病院で働いているのですが看護技術の採血、点滴など基本的なことがほとんどありません。夜勤もすでに独り立ちになり朝方の採血がある場合自分以外に頼れる人がいないため何がなんでも成功させなければなりません。

基本的な勉強をしていても体験することが極端に少ないため、そんな場合どんなふうに自分で練習していたか意見を聞かせて頂きたいです。

引用:ナースdeカタリーナ

回復期の患者の看護がメインとなるリハビリテーション科では、患者の介護が主な業務になるので、看護技術がなかなか身につかないという悩みを抱える看護師も少なくないようです。

また、その他の病棟に比べて看護師の人数が限られている病院もあり、人手不足による忙しさを訴える人もいます。そのため、本来は日中の業務を夜間に行うことや、早朝からの介助業務に驚いたと言う声も。

産科・婦人科の辛い体験

産婦人科自体が特殊な診療科であり、他の科とは違う部分もあると思います。内科や外科であれば患者さんがよくなったり、治療を終え退院することで看護師としてのやりがいを感じることもあると思います。

しかし、産婦人科ではお産が終われば退院そしてまた新しい患者さんと言った感じで患者さんに入院中に関わることも少なく同じことの繰り返しのような気がします。そんな中でやりがいを見つけて働くことができるのか不安です。命の誕生に関わることができるのはすごく素敵なことだと思います。

しかし、先輩の看護師さんを見ていると仕事に追われていてそれどころではないといった感じです。産婦人科の魅力ややりがいがわからなくなりました。

引用:ナースdeカタリーナ

産科は良くも悪くも助産師さんが強いですよね。良い点は、助産師がいるので看護師の職務や責任が相対的に軽い、ということでしょうか。言い方を変えると、責任ある仕事は比較的少ない、ということになりますが。。

引用:ナースdeカタリーナ

産科の一番のやりがいと言えば出産に立ち会うことではないでしょうか。しかし、助産師資格がないとできる範囲が限られるため、やりがいを感じられない人もいます。また、妊婦は病気ではないので、特別な看護の必要はなく看護技術が身につきにくいという声も。

その一方で、NICUでは深刻な症状を抱えた赤ちゃんもいるので、緊張感と重責からプレッシャーを強く感じてしまうケースもあります。

美容皮膚科の辛い体験

美容はサービス業なのでサービス精神のある人なら向いていると思います。が、プレッシャーは大きいです。

お客様のほうが立場が上なので、自分の行った施術(脱毛など)に対してクレームが入ることもしばしば。プラセンタ注射一つとっても気に入らなければNGを出されます。

病棟と違って肉体的にはかなり楽です。夜勤もないし、重労働もない。その代わりサービス精神をこれでもかというほど求められます。病棟とは全然違う世界で、水に合う人と合わない人とがはっきり分かれます。また、売り上げに対してもある程度意識が必要です。

引用:ナースdeカタリーナ

やはり、サービス業だから病棟の看護とは全く違いますよね。私も一時期美容にいましたが、「看護がしたい」といって辞めていく人はたくさんいましたもん。

その代り水に会う人はずっといるよね。長くなってくると売り上げを気にしたり、自分も美容オタクみたいになってる。好きな人にはいい職場だと思うな。

引用:ナースdeカタリーナ

美容皮膚科を訪れる患者は、病気や怪我の治療ではなく、美容的な施術を求めて来院する場合がほとんどです。そのため、看護師に求められるのは高い看護スキルよりも、サービス精神だという声もあります。

また、美意識が高い患者に対応するために、看護師自身がある程度のスキンケア知識や美しさを求められる風潮もあるようです。病院勤務の看護師とは業務が異なるので相性が良くないと続けられないという意見も。

精神科・心療内科の辛い体験

精神病院の慢性期病棟で15年働いています。

15年前の慢性期病棟は健康で自立している患者さんが多かったのですが、今は高齢化し全介助や半介助の患者がすっごく増えています。

精神症状は落ち着いているのですが、ADLが落ちている人がほんとうに多いです。食事介助や排泄介助、入浴介助など体力的にきついです。(年のせい?)

夜勤の時にはひとりで多くの患者さんのオムツ交換をするので、一気に腰痛が悪化しました。

引用:ナースdeカタリーナ

私は患者に熱湯入れたばっかりのカップラーメンを顔面にかけられて火傷負いましたよ。

引用:ナースdeカタリーナ

精神科や心療内科は精神疾患を抱えた患者の看護を行うので、目に見える病気や疾患を治療する科とは違った特殊性があります。命に係わる病気を抱えた患者は少ない一方で、精神的な問題を抱えた患者からの暴言や暴力を受けることもあります。

また、自傷自殺行動の危険がある患者もいるので、病棟内の環境整備には他の科以上に気を配る必要があります。

脳神経外科・脳神経内科の辛い体験

急性期ではなく脳外整形のリハ科勤務ですが、脳外の患者さんは高次脳機能障害があったり意識障害があったりで症状が上手く伝えられない、特に意識レベルの低い患者は変化に気付きづらいので観察力がとても重要です。

また感情が抑えられない、病識がない人もいます。麻痺があるのにそれが認識できず、動いてしまい転倒することがあったり、自分はどこも悪くないのにどうして入院しているのか、又はどうして自分がこんな目に遭わないといけないのかと常に怒りを感じている人がいたり……もちろん身体的にもケアが多く、私も2年目の夏頃に腰を痛めました(ヘルニアの超初期でした)。

リハ科の亜急性期~慢性期でも大変な患者さんは多いので、急性期はもっと大変だと思います。新人の頃はただただ患者さんの言うことをそのまま受け止めてしまい、落ち込むこともありました。でも患者の立場から考えると、例えば病識のない方なら確かに自分は病気ではないのに周りはみんな自分を病気だと言う、常に監視してくる、そんな状況ストレスでしかないなぁ、と気づきました。

脳外急性期はそれに加え厳密な病状管理と急性期のリハの両立もしないといけないので、リスク管理がとても難しいと思います。急性期のリハは予後を大きく左右する重要なものなので、頭の片隅に入れて置いて貰えるといいなぁと思います。(もちろん、できる範囲でですが…)

あとは、体は本当に労わって下さい……!特に腰は少しでも怪しいなと思ったら、コルセットつけてみたり、トランスやケアの際2人で入ったりなど対策はしっかりした方がいいですよ!

引用:ナースdeカタリーナ

脳神経に疾患のある患者は、リハビリ等回復期も含めると病棟で過ごす時間が比較的長く、それだけに看護師との関わりも濃くなります。脳の障害が原因で体が自由に動かせないことに苛立つ患者は少なくないので、看護師には患者の身体的な看護や介助に加えて精神的なケアも求められます。

時には患者の苛立ちが暴言や暴力となって看護師に向けられることもあります。急性期、回復期ともに忙しいのも特徴です。

心臓血管外科・心臓血管内科の辛い体験

循環器で働いてる看護師一年生です。教科書やネットで調べてもよくわからなくて、こちらで質問させていただきます。
どなたかわかる方、一つでもいいので教えてください。

・トータルアーチやヘミアーチでAラインを右手でとる理由
・トータルアーチやヘミアーチで末梢ルートを右手でとる(これは当院だけかもしれませんが…。)
・fogatyと血栓内膜除去、PPIの違い
・エコノミークラス症候群の観察項目で足背動脈を触れる理由

引用:Yahoo!知恵袋

循環器に対する苦手意識が強く、いくら勉強してもその時はわかった気がしても、時間が経つと忘れてしまいます。

循環器得意な方、良い勉強方法やおすすめの参考書はありますでしょうか?

引用:ナースdeカタリーナ

心臓血管外科・内科は、命に係わるような緊急の患者を扱うこともあり、看護師にも高い知識と技術が求められます。やりがいのある診療科ではありますが、一刻を争う患者に対応することも多いので日々のプレッシャーは強い傾向があります。

またバイタルの確認方法や各種疾患に関する知識や専門性が求められるので、とにかく覚えることが多いと訴える看護師も。

救命救急の辛い体験

希望は外科だったのに何故か救急に回されてしまいました。わがままかもしれませんが、自分としてはもうちょっと経験を積んでからと考えていたので、正直不安でいっぱいです。救急希望の方にとっては、うらやましいと言われるかもしれませんが、手技も含めて自分に勤まるのかという考えが毎日頭をよぎり、正直今の仕事に打ち込めていません。

人手不足なのでしょうが、こんな自分の状況で救急が本当に勤まるのでしょうか。通常はもっとキャリアを積んでからの異動となるのではないのでしょうか。(2年目です)

引用:ナースdeカタリーナ

私は40代学生で、いま就職活動中です。希望する病院があるのですが、そこは三次救急病院です。かなり忙しいと言うことは聞いてますが、実際の所、この年齢で新卒で入ってついていけるものなのでしょうか?

引用:ナースdeカタリーナ

とにかく忙しく緊急対応を求められる救急は、ドラマや映画の舞台にもなる看護師憧れの職場の一つです。しかし一方で、新人看護師や経験の浅い看護師にとっては大きなプレッシャーになります。

特に看護師の配置人数が限られていている救急では、重責から追い詰められてしまう人も。あらゆる患者が運び込まれてくるので、様々な病気や疾患に関する知識が求められるのも特徴です。

呼吸器外科・呼吸器内科の辛い体験

人工呼吸器を装着していて、気管切開チューブがもし抜けてしまったときの対応を教えてください。

例えば、事故抜去後、自発呼吸がほとんど無かった場合に
気管切開孔にバッグバルブをつなぐ時、バッグバルブはマスクのまま気管切開孔に当てるのでしょうか。酸素を投与したい場合はバッグバルブにつなぎますか?

バッグバルブを使用せず酸素だけ投与したい場合は
気管切開孔からどうやって酸素をつなげれば良いのでしょうか。この場合も酸素のマスクを当てるのでしょうか。

引用:ナースdeカタリーナ

呼吸器科で対応するのは、主に喘息のように咳をともなう患者や人工呼吸器を装着している患者の看護などです。

命に係わる疾患を持つ患者と接する機会もあるのでプレッシャーは強く、処置には専門的な知識が求められます。”わからない”壁にぶつかって、辛いと感じる看護師も。

ICU・HCUの辛い体験

今年四月から、療養病棟からICUへ異動になりました。二年目看護師です。

一年をおえ、やっと病棟になれてきたとおもってからのICUへの異動、患者様とゆっくり関われる前病棟がとても好きだったため異動をいいわたされたときは絶望感しかありませんでした。しかしこれも成長だと思い2ヶ月やってきました。けれどもう、仕事がとても辛いです。

病棟は2交代でしたがICUは3交代、勤務体系にも慣れないまま異動一ヶ月で夜勤も入り、大量の課題 、技術チェック等もこなさければなりません。ワンフロアで常に誰かの目があり、患者様の訴えに十分に耳をかたむけられないこと(長々とお話を聞いていると何をしてるのかということになります)、処置が優先され家族は面会をなん十分も待ち、さらには10分以内と制限されるなどの、この部署特有の環境にも苦しさを覚えます。

毎日鬱々とした気持ちで仕事にのぞむなか最近は病棟で培った基本的な看護処置さえ上手くいかなくなり、沢山のミスをし、自信も 無くなっています。遂には先輩方にもあきれられてしまいました。「自分は何でここにいるのか、もう看護師として適応できないのではないか」という気持ちになり、中途半端に仕上げた課題ばかり増えています。

朝は吐き気が止まらず、食欲も落ち、しかし勤務が終わると過食に走り、夜眠れなくなり朝方4時移行にやっと仮眠がとれている状況で日勤にのぞんでいます。毎日入れ替わるさまざまな患者さんを不安な気持ちのまま看て、先輩方に沢山指導して頂くのですがいつもこの場から消えてしまいたいと思ってしまいます。こんな気持ちで看護師を名乗るだなんて最低だと、自分自身でも思います。

まだ二年目ですし、このままやめては辞め癖がつかないかとか、折角のICUでの経験ですし勿体無いとも思うのですが、このスランプからどう抜け出せばいいのかわからないです。

引用:ナースdeカタリーナ

ICUやHCUは手術後などに集中的な処置が必要な患者の看護にあたるので、全ての科に対応しなければなりません。また一般病棟と比べて、1人の患者にかけられる時間は限られていて、患者との関わりが長期間におよぶことは稀です。その結果、患者との関わり方を希薄に感じたり、納得のいく看護ができないという不満を抱える看護師もいます。

オペ室の辛い体験

病棟で6年働いていましたが、オペ室に異動になりました。病棟とは全く違う仕事内容に戸惑い、今までの経験が活かされないことや、人間関係も悪く毎日毎日、怒られている日常に
もうしんどいなって思います。

性格的にも、マイペースでドジっぽいところもありオペ室には私は向いてないかなと思ってしまいます。

今後も続けていけるか不安です。慣れたらできるようになるんでしょうか。

引用:ナースdeカタリーナ

産休明けで復帰し、家庭の事情で変則勤務ができないため、手術室の配属になりました。出産前は病棟勤務で、内容的には介護業務がほとんどでした。医療的ケアは点滴の管理くらいでした。以前とは全く違った環境に加え、育児と仕事のバランスが取れないでいます。

今まで見たことのない薬はもちろん、術式、器械など覚えることが盛りだくさん。最近思うのは、手術室は私には向いてないということ。上司に相談しましたが「まだ決めつけるには早い。私も昔はそう思っていた、でも続けてきた」と。もともと急性期には向いてないと思い、前の病棟を希望して勤務していました。パートになって、部署移動も考えましたが、今熱心に教えてもらっている中、そんな事をする勇気はありません。

結局、退職することがベストだと思うようになりました。家でもイライラしてしまい、子ども、旦那にもあたってしまいます。ここの質問とかも見ていると、職場はここだけではない、自分に合った所を探すのも一つの手だと。どうしたらいいのか、考えまとまらずモヤモヤしています。

引用:ナースdeカタリーナ

オペ室が辛いという看護師の多くが、病棟からの移動者です。病棟とオペ室配属の看護師に求められる技術は異なるため、病棟から移動したばかりの多くの看護師が自信を失いやすいことも事実です。

オペ室はあらゆる手術を扱うので疾患の知識が求められるのはもちろん、手術の流れを理解してドクターにタイミング良く機材を渡すなどの技術が身につくまでに2~3年はかかるとも言われます。

血液内科の辛い体験

化学療法が終わる毎に評価したり、抗がん剤を髄腔内注射したりするので、骨髄・腰椎穿刺の回数が多いと思います。

一度に数剤の抗がん剤を投与することもあるので、ポンプを4台使ったりします。薬によっては普通の輸液セットが使えなかったり、ポンプで落とせなかったりします。
薬によって副作用の特徴があったり、nadirの時期や程度も違います。

難しいです。

引用:ナースdeカタリーナ

血液内科で働いてます。採血の失敗はよくあります。細い人や硬くなってる人がどうしても血液内科でストレス多いです。

とにかく採血の多いのなんの…血液内科ですから。採血する場所、看護師を指定してくる患者もざらです。

そんなときは、変わりますね~ってさらりと立ち去ります。サーフローも24Gでやっとこ入る人も多いです。

引用:ナースdeカタリーナ

血液内科は白血病や悪性リンパ腫など重い疾患を患っている患者も多い科です。抗がん剤治療などの化学療法に携わることも多いので、学びの多い科でもあります。

血液を扱うため感染症のリスクは他の診療科よりも高く、環境整備の厳しさや患者への食事制限など、何かと神経を使います。さらに、点滴の回数が多いことを嘆く看護師もいます。

緩和ケアの辛い体験

今年入職した新人です。実習で終末期の患者さんを受け持ったことをきっかけに緩和ケアを志願して新卒でも緩和ケアに配属してくださる病院を選び、緩和ケアに配属されました。配属され3ヶ月、できる技術は増えてきているのかもしれません。それでも 患者さんや家族さんと関わるのが怖いんです。

自分以上に辛い思いをされている患者さん、家族さんに[わからない][できない]自分がいていいのかと居場所がないような気持ちになります。その自信のなさもあり職場で萎縮してしまい先輩とうまくコミュニケーションもとれません。

重症患者さんや夜勤もさせていただいています。毎日、自分の観察不足で気づけないことがあったら、自分がいない間に患者さんが亡くなっていたら、と怖い気持ちをかかえて仕事にいっています。

勿論、これは緩和ケア以外の科でも同じだとは思います。けれども、同期で別の科に入った子から患者さんが無事に退院したとかいう話を聞くたびに自分もそういう経験をしてみたい、回復していく患者さんをみたい、という思いももちます。

今は心療内科に通い、安定剤をのみながら仕事にいっています。

引用:ナースdeカタリーナ

経験5年目の病棟勤務の看護師です。夏頃に緩和ケア病棟に移動となり約4ヶ月が経とうとしています。

少しずつ慣れてきたかなと思っていたのですが、数週間前より、急に亡くなっていく方々やその家族をみるのが精神的にきつくなり、食欲がなく、頭痛がずっと続いて鎮痛剤を飲みながら働いています。専門職だからそんな弱気なこと言わずこのまま働いた方がいいのか、少し休んで病棟から離れクリニックなどで働いた方がいいのか悩んでいます。

引用:ナースdeカタリーナ

緩和ケア病棟の患者は回復の見込みはないので、必ず患者の死に直面しなければなりません。回復の見込みがないとわかっていても患者の死は辛いもの。

一番近くで看護にあたる看護師は、患者やその家族の気持ちにも寄り添わなければならないため、精神的なストレスはとても大きいのです。

また、他の病棟の患者が元気に回復して退院していく様子を羨ましく思うこともあります。

腎臓内科・透析の辛い体験

糖尿というだけでなく、透析は一生続くし、常に死と隣り合わせの状態なので相当な不安とストレスだと思います。

気持ちに寄り添って、出来る限り前向きに苦痛なく日常生活が送れるような援助をするのが私たちの仕事ではありますが、この方たちの治療は実は透析ではなく、自己管理がメインなんですよね。で、この自己管理・・・・できなかった人が透析になっているわけです。こうなる前に、散々医者から言われてきてると思いますよ。

透析と言われて絶望的な気持ちになるとか言うけど、何故こうなる前に自分を見直さなかったのか。そのチャンスは数え切れないほどあったはずなのに。で、自分でそうしてしまったことを自分の中で解消できない人は八つ当たりするしかないのです。こっちは何とか気持ちを落ち着かせようと関わるのですが、なかなか難しいですね。

結局病気を治すのは患者さん本人なんですけどね・・・・「お前ら(医療者)が治すんだろーが!」ってな人が結構いるのは否めない。透析してればいいって人もいますしね。2日前に来て、5㎏とか6㎏とか増やしてくる人で、毎回薬一錠も飲まない人まで助けなきゃいかんのかね・・・・・と本気で考える時がありますよ。

引用:ナースdeカタリーナ

透析に異動し半年が経ちますが、業務に慣れなくてこまっています。 除水の計算⇨ECUMの時間調整、衣類調整、ドライウェイトのアップダウンなど理解しづらく時間がかかってしまいます。参考書をみても詳しく載っていなかったり、ネットで調べても分かりやすく載っているものがありません。

また、穿刺もなかなか上達せず患者さんから嫌がられているのが分かります。

そして、私自身がペラペラ話す方でもないので患者との関係も良好に保てません。

引用:ナースdeカタリーナ

腎臓機能不全の患者をケアする腎臓内科や透析科では、患者は週に2~3回来院して長期に渡り透析治療を行うので、患者との接し方に悩む看護師が多いです。

特に生活習慣の乱れから糖尿病になり透析へと移行した患者に対しては、身構えてしまう看護師が少なくありません。患者自身の自己管理が甘く生活習慣病を発症して透析に至っているケースが多いので、いくら生活習慣の改善を指導しても聞き入れてもらえないことも。

看護師のこの辛い現状を変えるには……?

看護師 辛い 現状を変える

看護師とひと口にいっても、病院の体制や年次、配属される科によって辛いことは様々です。辛い現状をどうしたら改善できるか、一度冷静に考えてみましょう。

職場内で解決できるのかできないのか、できない場合の対策についても解説します。

①辛い原因が職場内で対処できるか考える・相談する

まずは、職場内で対処できる可能性について考えてみましょう。

勤務時間や勤務体制
勤務時間数や勤務体制については、配属される科によって大きく変わるので、もし夜勤や深夜の仕事が辛い場合は転科について上司に相談する価値はあります。特に結婚や出産などでライフステージに大きな変化があった時は、勤務体制を見直す良いタイミング。もし辛いと感じているなら、このタイミングでの転科を希望してみてはいかがでしょうか。

指導や教育体制
指導や教育への不満がある場合は、プライマリーの変更を希望してみても良いでしょう。特に新人看護師は技術を身につけ自信を持って仕事をしていくうえで、誰にどのような教育を受けるかはとても重要です。ただしプライマリー変更後も、同じ職場で働くことになるので、変更理由については周囲が納得できる内容かを吟味することは大切です。

待遇面(給料や福利厚生など)
基本給やボーナスがいきなり上がることは難しいと思いますが、残業代を正当に申請できることや、有給を取得しやすい環境整備などについて相談することは大切です。上司には相談したうえで、必要があれば病院の管理部門に交渉してもらえないか伝えましょう。同じような不満を抱える看護師がいれば、意見をまとめることも有効です。

②職場内で対処できない場合、職場の変更を視野に入れる

職場で対処ができない場合は、転職を考えてみましょう。

看護師の人手不足が長期間続いている
看護師不足の常習化やサービス残業の強要があり、上司に相談しても一向に改善されない場合は転職を検討することをおすすめします。こうした問題は病院の体制に関わることなので、改善には時間がかかります。

給料や福利厚生に不満がある
給料に不満がある場合も転職を考えてみることをおすすめします。給料や待遇は病院によって大きく違います。看護師としての自分の価値を測るうえでも、転職サイトなどの求人情報で他の病院の給料をチェックしてみると良いでしょう。

希望の診療科がある
希望する診療科が現在の病院に無く、どうしてもその科で働きたいという意欲がある場合も転職を考えて良いでしょう。希望が具体的であるほど退職の意思が伝えやすく、さらに転職後のギャップをあまり感じずに済むので、転職理由を明確にしておくことも大切です。

転職を決めたら、早めに行動に移すことをおすすめします。年齢が若いほど体力があり、環境にも馴染みやすいので転職には有利です。

辛い状況では退職や転職をポジティブに考えることも大切

看護師 辛い ポジティブ

現在の状況がどんなに辛くても、一生その環境が続くわけではありません。

辛いからと退職することを逃げ出すように感じる人もいるかもしれませんが、心地良く感じる環境は人それぞれです。やりがいを感じずに我慢しながら働き続けるよりも、やりがいのある環境で働く方が幸せなのはもちろん、看護技術が磨かれてより力を発揮できる可能性があります。

退職も転職もステップアップのための方法で、決して逃げ出すことではないことを覚えておきましょう。

まずは自分が幸せでなければ、良い看護もできないものです。

看護師として転職した例

人間関係の悪さから転職を考えたという看護師の事例をご紹介します。

転職後はとにかく人間関係のストレスが少なくなったとのこと。転職で人間関係はガラっと変わるので、現在の職場で人間関係に悩んでいるなら転職を考えてみましょう。

人間関係が今のところはすごく良い。嫌いな人がまずいない。

前の病院では、シフトが出ては「誰がいるのか」を毎晩のように気にしてた。

今の病院ではシフトで自分以外の出勤している人の確認はしなくなった、そのストレスの軽減がすごく大きい。多少癖のある人はいるけど、そんなに気にならない。

参照:CAREE看護師アンケート

転職活動には看護師向けの転職サイトを利用するのがおすすめです。インターネットで簡単に登録できて、好きな時に求人検索ができます。さらに、転職サイトの担当者が希望にあった施設の紹介から、面接の立ち合い、各種手続きのサポートまで行ってくれるので初めての転職でも安心です。

看護師のコミュニティーサイトも運営する「看護roo!」は、おすすめの転職サイトです。

 異業種に転職した例

看護師の転職先は、病院やクリニックだけとは限りません。保育園や介護施設の看護師、保健師や学校の養護教諭をはじめ製薬会社のクリニカルスペシャリストなど、看護師資格が活かせる職場はたくさんあります。

夜勤やシフト勤務が辛いという人は、異業種にチャレンジしてみても良いでしょう。

私の場合は外資製薬会社に転職しました。MSLと言う職業で、MRに近いです。営業+博士号の知識という感じです。

給料はもともと訪問看護にあったのですがそれが1.5倍ぐらいにはなりました。

引用:Yahoo!知恵袋

派遣や短期、パートの看護師に転職した例

常勤の看護師ではなく、派遣看護師や応援ナースとして短期的に働きたいという人もいるでしょう。

短期もしくは単発の求人なので、一般的な派遣社員やアルバイトと同じくボーナスはなく、契約期間が定められていることなどが特徴です。

家庭の事情で常勤が難しい場合や、何かやりたいことがある場合は派遣の看護師として仕事をしてみるのも良いでしょう。

単発ではないけれど派遣してたことがあります。当然ですがボーナスはありません(笑)
しかし病棟のような心身ともに来る疲れは無くなりました!!!どういうところで働くのかは分かりませんが夜勤に入るとまたきついんでしょうね・・・
私の場合は退職後保健師として就職出来るまでのあいだ派遣をしていました。

引用:ナースdeカタリーナ

派遣の看護師として仕事を探すなら「看護のお仕事」がおすすめです。正社員としてだけでなく、派遣や紹介予定派遣のお仕事も積極的に紹介している転職サイトです。

辛い現状を変えるために看護師転職サイトもおすすめ

辛いと感情的になりがちなので、転職の相談に乗ってくれつつ冷静にお手伝いをしてくれる、転職エージェントを利用するのもおすすめです。

看護師向けの転職サイトでは、医療業界に精通したキャリアアドバイザーによる無料サポートがあるので、1人で転職先を探すよりも希望にマッチした求人に出会いやすくなります。

そこで、今回はおすすめの看護師転職サイトを3つご紹介します。
それぞれの特徴も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①看護roo!

看護師 転職サイト 看護roo!

看護roo!の特徴

  • 豊富な求人の中から細かく検索が可能
  • 職場の内部事情を詳しく知ることができる
  • 掲示板やコラムなどで看護師に有益な情報を発信
  • 運営会社は東証プライム市場に上場している「株式会社クイック」

看護roo!の求人の中で特に充実しているのは、「夜勤なし」や「土日祝休み」など勤務条件の良い案件です。

「夜勤がつらい」
「休暇が欲しい」

などの理由で転職を検討している看護師さんには、特におすすめですよ!

さらに、看護roo!ならではと言えるのは、転職マニュアルがもらえることや、掲示板があることです。

「看護師のお悩み掲示板」では、似たお悩みを抱えた看護師同士で気軽に意見交換できます。
周りに転職について相談できる人がいないという方にもおすすめです。

看護roo!が他の看護師転職サイトと比べて何が違うのか、どんなメリットがあるのか、サービス内容や求人数を徹底調査しました!

2023年8月19日

②ナース専科 転職

看護師 転職サイト ナース専科 転職

ナース専科 転職の特徴

  • 求人数は業界トップクラスの20万件以上を保有
  • 全国区の看護師転職に対応
  • 取り扱い職種は看護師、准看護師、保健師、助産師
  • 年間10万人以上の看護師が利用
  • 非公開求人も多数紹介
  • プライバシーマーク認定済みで個人情報は徹底管理

「ナース専科 転職」は、業界で最も老舗の看護師転職サイトです。
運営する株式会社エス・エム・エスキャリアは「ナース専科」も運営しています。

全国各地の求人が充実しているので、「自分の地域で求人がなかなか見つからない!」とお困りの方にお勧めの転職サイトです。

東京・愛知・大阪・福岡といった主要都市部での求人数も、他の転職サイトと比較して圧倒的に多くなっています。

看護師転職をする方に向けてナース専科 転職の特徴、メリット・デメリット、他の転職サイトとの違い、活用法をご紹介していきます!

2023年8月19日

③レバウェル看護

看護師 転職サイト レバウェル看護

レバウェル看護の特徴

  • 好条件の非公開求人の多数紹介
  • 職場環境など職場内部の詳細な情報の提供
  • プロのアドバイザーが条件の交渉を委任
  • 看護師のための多ジャンル情報記事の掲載
  • アドバイザーによる求人のない病院へのリクエスト可能

レバウェル看護は、求人数の豊富さとキャリアアドバイザーへの満足度の高さが特長の転職エージェントです。
転職先の内部事情に詳しいというのも特長。人間関係や身に付くスキルなど働く環境に詳細な希望がある方におすすめです。

また、パート・アルバイトと派遣の求人も充実しています。
パート・アルバイトなどの非常勤の求人数は、看護roo!に並びます。
これらをお探しの看護師さんにもおすすめですよ!

これから看護師転職をされる方に向けてレバウェル看護の特徴、口コミ、他の看護師転職サイトとの比較をご紹介していきます!

2023年8月19日

辛い状況が長引き、体調に大きな影響を及ぼす前に

看護師 辛い 体調を壊す前に

看護師は、ただでさえ体力面でも精神面でも過酷な仕事です。辛い状況が続く中では、安全な看護さえもできなくなる恐れがあります。さらに、看護師が体調不良になってしまっては元も子もありません。

実際に、悩みを抱え心療内科に通う看護師は少なくないので、そうなる前に職場に相談したり、解決策として転職も視野に考えてみることも大切です。

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。
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