医療業界のリハビリ職として、作業療法士(OT)、理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)は、全国的に人手不足が続いています。本格的な高齢化社会を迎えて、今後も多くの医療機関が募集をすると予想されます。
求人サイトでは作業療法士(OT)の求人が多く見られますが、労働条件が良い仕事を見つけるのは簡単ではありません。そこで今回は、これから転職を考えている作業療法士(OT)に向けて、おすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介します。
今よりも残業が少なく、年収がアップする作業療法士(OT)の仕事がきっと見つかります!
目次
作業療法士(OT)におすすめな転職サイト・転職エージェントの選び方
初めて転職する方は、職場の選び方から履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策まで分からないことだらけかもしれません。そんな時もマンツーマンの転職サポートを受けられる転職エージェントを活用すれば、転職ノウハウを教えてもらえるので心強いですね。
おすすめの選び方①作業療法士(OT)の求人数が豊富なところを選ぶ
転職サイト・転職エージェントには多くの業界・職種の求人を幅広く取り扱っている総合型と専門職の求人を取り扱う特化型があります。作業療法士(OT)転職をする方は、どちらの転職サービスも複数登録することで幅広い選択肢から仕事を選ぶことができます。
転職サービスによって取り扱い求人の内容は異なるので、作業療法士に強みのある転職サービス2〜3社に登録しておくことをおすすめします。
おすすめの選び方②作業療法士(OT)の仕事に精通しているアドバイザーがいるところを選ぶ
転職エージェントに登録すると、自分の担当になって求人紹介や転職サポートを行ってくれるキャリアアドバイザーが付きます。リハビリ職に特化した転職サービスは医療機関に精通しているスタッフが多く、色々と相談にのってもらえます。
転職サービスの口コミや評判をチェックして、キャリアアドバイザーの専門性の高さ、転職サポート実績をチェックしましょう。
おすすめの選び方③自分が希望する勤務先をカバーしているところを選ぶ
多くの転職サービスは、首都圏の求人のみを取り扱っており、地方の求人がない場合があります。 地方在住者、地方で作業療法士(OT)の仕事をお探しの方は、自分の希望する勤務地が対応しているかどうかチェックしましょう。
作業療法士(OT)におすすめな転職サイト・転職エージェントの使い方とは?失敗しないための方法4選
転職サイト・転職エージェントはただ登録しただけでは転職活動の役には立ちません。
ここからは、転職サービスを最大限活用するやり方をご紹介します。
おすすめの使い方①作業療法士(OT)のキャリア相談をする
近年は、高齢化社会の真っ只中にあり作業療法士(OT)を目指す人が増えています。作業療法士(OT)の活躍の場は、病院・クリニックといった医療機関に留まらず、学校や一般企業など活躍の場が広がっています。
職場の種類は増えているので、転職先は少しでも良い勤務条件を求めて選びたいですよね。担当のキャリアアドバイザーは医療業界出身者も多く、職場選びの相談にのってもらえます。
市場価値はどれくらいあり、年収アップはどれだけ見込めるか具体的に教えてもらえるので、キャリア相談することをおすすめします。
おすすめの使い方②作業療法士(OT)の業界情報や転職市場の情報を教えてもらう
自分で転職活動をしていると、近年の業界動向や有効求人倍率など転職市場について調べるのは大変です。そんな時も転職サポートのプロであるキャリアアドバイザーに聞けば、最新データを元に詳しく説明してもらえます。
近年の傾向としては、総合病院、リハビリテーション病院の求人よりも、老人介護施設、障害者福祉施設、発達障害支援施設、児童発達支援センター、児童療育施設など、病院以外の施設で需要が高まっています。
おすすめの使い方③作業療法士(OT)に特化した面接対策で内定率を上げる
初めての転職は、面接で聞かれることや受け答え方に悩むことが多いです。キャリアアドバイザーは面接対策を行ってくれるので頼りになります。
定番の質問をやり取りする模擬面接、自己PRの答え方の指導をしてもらえるので、当日は自信を持って臨むことができます。
おすすめの使い方④面接後のフォローアップ
最終面接を突破して無事に内定をもらったけど、本当にこの職場で良いのだろうか…と悩むことがあります。労働時間や年収など、完全に満足できない要素もあるかもしれません。
基本給が高くても昇給がなければ、生涯の年収が伸び悩むので転職先を決める前にキャリアアドバイザーにフォローを求めましょう。最終的な条件が満足できなかった場合、キャリアアドバイザーが内定後に交渉してもらえるので依頼することをおすすめします。
【Q&A】作業療法士(OT)の転職でよくある質問
ここからは、作業療法士(OT)の転職の際に気になる点を解決していきましょう。
Q.作業療法士(OT)への転職で転職サイト・転職エージェントを使うメリットとデメリットとは?
メリット | デメリット |
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Q.30代・40代で作業療法士(OT)に転職するのは厳しい?
近年は、30代・40代で作業療法士(OT)でも活発に転職成功されている人が増えています。リハビリ職でもキャリアアップ・年収アップを求めて転職するのは当たり前になってきています。
ライフスタイルに合わせて正社員、パート・アルバイトでの勤務を選ぶのも良いでしょう。
Q.未経験で作業療法士(OT)に転職するのは難しい?
作業療法士(OT)の資格を保有していても、実務経験がない方は仕事に就けるか心配な方も多いでしょう。未経験からの作業療法士(OT)を目指すには、近年求人が急増している「訪問作業療法士」がおすすめです。
近年は、病院の在院日数を減らすために、退院後は在宅で治療を継続するケースが増えています。訪問のリハビリテーション職の需要は急速に高まってきているのでチェックしてみましょう。
Q.女性でも作業療法士(OT)への転職を成功させることはできる?
作業療法士(OT)のお仕事は、男女比がの割合は女性の方が多く3:7となっています。女性が多い職場なので、むしろ女性のほうが働きやすい労働条件が揃っているのが特徴です。
医師や看護師、ケアマネさんや介護職といった他職種との連携が求められるので、コミニュケーション能力が高いことが求められます。
Q.作業療法士(OT)への転職理由で困っている・・・。どんな志望動機なら選考を通過できる?
希望する勤務地へ直接足を運び、働いているスタッフの人数、職種の構成を研究しておきましょう。施設が求める人物像に焦点を当て、自分は現場で活躍したいという意気込みを伝えることが大切です。
これまでの実務経験から新しい職場で何を貢献できるか上手く話せるようにしておきましょう。
Q.面接ではどんなことに注意すればいい?
面接では、前職ではどんな姿勢で仕事に取り組み、トラブルが起きたときはどう対処したか体験談を踏まえて話しましょう。採用担当者は入社してもすぐ辞めない忍耐力があるか確かめているので、問題解決力、忍耐力があることをアピールすることが大切です。
そして、リハビリに関する知識や技術を積極的に学んでいる姿勢を見せると好印象を与えられるでしょう。
Q.作業療法士(OT)から別の職種に転職するならおすすめは何?
作業療法士からの転職先で人気があるのは、一般事務・医療事務が挙げられます。一般事務の求人数は安定していて選択肢が多いので、ブランク後の復職に選ぶ人が多いようです。
病院・クリニックなどの医療業界は古い運営体制が残っていることも多く、事務職へ転職して年収アップしたという作業療法士からの声も多く見られます。
作業療法士(OT)におすすめの転職サイト7選
①レバウェルリハビリ
- 「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」の転職に特化したサイト
- 求人紹介・面接対策・日程調整などをフルサポート
- 職場の内部事情も把握できる
- 給与などの条件交渉も代行可能
- ハローワークに掲載されている求人も紹介可能
レバウェルリハビリは、大手のレバレジーズメディカルケア株式会社が運営しており、医療や介護の現場に強いパイプを持っています。
アドバイザーはリハビリ職について精通しており、手厚いサポートを受けることができる点がメリットです。
職場の実際の雰囲気など、内部事情も把握しているので、気になることは遠慮せず聞いてみましょう。
②マイナビコメディカル
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の転職に強い
- 転職大手のマイナビが運営している安心感
- 全国の求人を取り扱っている
- キャリアアコンサルタントによる手厚いサポート
- 優良求人・非公開求人を多数保有している
紹介している主な職種は、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)です。
他には臨床検査技師、臨床工学技士(ME)、診療放射線技師などが挙げられます。
転職大手のマイナビが運営しているため、医療機関からの信頼が厚く、全国にある優良案件を多く保有しています。
専任キャリアアドバイザーは、リハビリ職の転職成功の経験が豊富にあり、キャリア相談や採用までのサポートをしてくれます!
③PTOT人材バンク
- リハビリ職種の理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)に特化している
- 全国区の求人をカバー
- 業界に詳しい専任キャリアアドバイザーによるフルサポート
- 職務経歴書、履歴書の添削や面接対策の指導
- 好条件の非公開案件を保有している
- 労働形態は正社員、非常勤の求人もあり
レバウェルリハビリは、大手のレバレジーズメディカルケア株式会社が運営しており、医療や介護の現場に強いパイプを持っています。
アドバイザーはリハビリ職について精通しており、手厚いサポートを受けることができる点がメリットです。
職場の実際の雰囲気など、内部事情も把握しているので、気になることは遠慮せず聞いてみましょう。
④PTOTSTワーカー
- 「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」専門の転職サイト
- PTOTSTワーカーでしか取り扱ってない好条件の求人あり
- 地方の求人も紹介可能
- 時短勤務が可能な求人も掲載
- 電話でのやりとりが多め
- 未経験・ブランクありでも転職できる
PTOTSTワーカーは「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」専門の転職サイトです。
6万件以上の業界トップクラスの求人数を取り揃えている上、それぞれの職業の専門アドバイザーが転職活動を無料で徹底サポートしてくれます。
また、運営元の株式会社トライトは本事業以外に、介護業界や建設業界など、
さまざまな業界の人材紹介事業を展開している実績豊富な会社です。
⑤PTOTキャリアナビ
- 理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの転職を支援するサービス
- キャリアアドバイザーのサポートが受けられる
- フリーランスや独立開業を希望する方に向けた求人情報もある
- 履歴書作成や面接についてアドバイスしてもらえる
キャリアアドバイザーは、転職活動に関する悩みや不安を相談できる存在であり、求人情報以外のサポートも受けることができます。
サポートを通じて、履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策についてのアドバイスなど、転職に必要なスキルを身につけることも可能です。
転職活動を始めたい方や、転職先を探している方は、PTOTキャリアナビを活用して、自分自身のキャリアアップにつながる転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。
⑥ジョブメドレー
- 全国の求人を紹介している
- 自分で求人を探しながら個別相談も可能
- スカウト機能がある
- 勤続支援金を受け取れる
ジョブメドレーは、介護福祉系の求人を多く紹介する転職サイトです。
特に介護施設の求人が多く、PT・OT・STの方にもおすすめできます。
また、転職エージェントと異なり、直接求人に応募できるため、担当者を介さずに転職活動を進められます。
プロフィールを登録しておくとスカウトが届くこともあるので、まずは登録後、プロフィールを完成させましょう。
⑦メドフィット
- LINEで求人情報を受け取れる
- 対面・電話でサポートを受けられる
- 面接対策・同行・条件交渉を任せられる
- 病院・クリニックの求人が多い
メドフィットでは、職種ごとに経験や知識があるキャリアコンサルタントのサポートを受けることができます。
実際に求人を掲載している医療機関や施設に出向いているため、求人情報ではわからない職場の雰囲気などを共有してもらえる点もメリットです。
入職後もサポートは続き、1ヶ月後と3ヶ月後に面談を受けられます。
⑧LITALICOキャリア
- キャリアアドバイザーが業界に詳しい
- 独自のイベントや勉強会に参加できる
- 好条件の非公開求人がある
- 取材レポートや仕事に関する漫画を読める
LITALICOキャリアに在籍するキャリアアドバイザーは、児童福祉や障害福祉分野に精通しています。
転職先を探すだけでなく、その職だからこその悩みなども話しやすいでしょう。
また、LITALICOキャリアでは、独自のイベントや勉強会も開催しており、登録者のスキルアップや仕事へのイメージ拡大を手助けしています。
施設への取材レポートや仕事に関する漫画が掲載されている「LITALICOキャリアMagazine」も好評です。
作業療法士(OT)におすすめな転職サイト・転職エージェントまとめ
今回は、これから転職を考えている作業療法士(OT)に向けて、おすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介しました。少しでも転職成功の確率を上げるためには、複数の転職サイト・転職エージェントに登録するのがおすすめです。
まずは、気になるサイトに2〜3社登録して実際に試してみてください。
また、「理学療法士 転職サイト ランキング」も、理学療法士さんの転職に役立つので、ぜひご確認ください。
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