転職を決めて看護師転職サイトに登録したはいいものの、「担当者からの連絡がしつこい」「ミスマッチな求人ばかり紹介される…」なんて不満を抱えていませんか?
もし登録した転職サイトが不満なら、無理に活用せず思い切って断り、自分に合った転職サイトを使うのが転職成功の近道です!
今回は「どう断ればいいの…?」と悩んでいる看護師さん向けに、転職サイトの断り方をわかりやすく解説します。
目次
看護師転職サイトに不満を感じる…!そのまま使うと損かも!?
看護師転職サイトを使っていて、「担当者と合わない」「希望条件と合わない求人ばかり紹介される」といった不満があっても、「担当者を変えてください」「もう使いません」なんて伝えるのは至難の技。
きっぱり断るのは、なかなか勇気がいりますよね……。
しかし、モヤモヤしたまま同じ看護師転職サイトを利用し続けていると不満が溜まり、さらには就職や転職において損するデメリットとなります。
【転職サイトを断らずに生じるデメリット】 ・転職活動そのものがストレスになる |
看護師が転職成功するには、きっぱり断ろう!
こういったデメリットを回避するためにも、「自分に合わない」と感じた看護師転職サイトは、早めに断ることをおすすめします。
ときにはしっかり断って自分の要望を伝え、自分に合った転職サイトを使うのが転職成功の近道!
「担当者にも一応お世話になっているしな…」と断るのに悩んでいる方は、「上手な断り方」をおさえておきましょう。
転職サイトからしつこい連絡が続く時に起こりやすいトラブル
紹介される求人の質が低い、希望条件と全然噛み合っていない
求人の質が低く希望条件に合わないと、なかなか面接に至らないので、しつこく連絡が来る場合があります。
担当者が適当に求人を選んでいる可能性もあるので、希望する求人になかなか出会うことができません。
求職者のニーズを理解し、じっくり求人募集を探してくれる転職サイトなら、このような不満は発生しにくいものです。
連絡以外の重要な業務(書類添削・面接対策・職場見学等)が疎かになる
転職サイトでは、担当者がサポートしてくれるのが一般的で、サポート内容には、履歴書や職務経歴書の書類添削や、病院担当者の特徴を考慮した上での面接対策、事前の職場見学なども含まれます。
しかし担当者が自分の利益ばかりを追求している場合は、1件でも多く入職させようと担当を複数抱えて1人1人へのサポートが手薄になる可能性があります。
たとえ看護師としての経験や実力があっても、書類や面接で不採用になる場合もあるので、サポートが受けられずに仕事が決まらない場合は担当を変えてもらうのがベターです。
ストレスが溜まる、嫌な気持ちになる
こちらの都合を考えずにしつこい電話をされたら、誰でも気分は悪いですよね。その上、希望に合う医療機関をなかなか紹介してもらえないとなれば、気持ちは焦りストレスも大きくなるのは当然です。
信頼できない転職サイト担当者とのやり取りそのものがストレスの原因になり、転職活動の妨げにもなります。
一つの医療機関に関する深い情報(実際の職場環境や人間関係など)が得られない
転職サイトを利用するメリットは、医療機関や病院の職場環境や人間関係などの深い情報を得られるところです。
これらの情報を提示してくれない担当者は信頼できません。転職理由や希望条件などの詳しいヒアリングがない担当者は要注意です。
担当者に都合の良い病院(看護師の離職率が高い病院など)ばかりを紹介されてしまう恐れも。
一方的なコミュニケーションになり、転職成功率が下がる
希望する条件に対して、初めからダメ出しをしてくるような担当者は信頼できません。
そのような担当者は本人の希望よりも採用されやすそうな病院を優先して紹介してくる可能性があります。
当然ながらコミュニケーションも担当者からの一方通行になりやすく、こちらの希望が通らずに転職活動がスムーズに進まなくなってしまいます。
逆に急に担当者から連絡が途絶えることがある
中には担当者からの連絡が途絶えてしまうケースも。
確認して折り返すと言ったのに一向に音沙汰がなくなってしまったり、必要な情報をたずねたら返事が来なくなったり。
担当者の仕事は希望にあった転職をサポートすることなので、サポートを放棄している時点で担当失格です。
担当者の能力が低い、もしくは転職サイトの運営自体に問題がある場合が考えられます。
しつこい担当者は「早く決めたい」という心理が働いているために、利用者が本当に必要としている情報や求めていることよりも、求人の提案や面談日の調整、転職はいつするかといった日程決めなど、クロージングに直結するような連絡になりがちです。
こうした担当者は上記のようなトラブルが発生しやすいので注意しましょう。
【場面別】看護師転職サイトの上手な断り方10パターン
ここからは、看護師転職サイトの利用状況別に「上手な断り方」を紹介していきます。
・基本の断り方
・応募後の断り方
・内定後の断り方
・その他の断り方(転職時期の変更、中止)
順番に1つずつ見ていきましょう!
基本の断り方
まずは、看護師転職サイトの担当者に対して不満があるときの断り方を見ていきましょう。
【断り方①】担当者の変更がしたいとき
担当者変更の依頼はとても言いづらく、勇気がいることですよね。
しかし、担当者の変更は、転職サイトに記載されている電話やメール、問い合わせフォームで簡単に手続きできます。
(文面例)
いつもお世話になっております。
転職の支援をお願いしております、○○と申します。担当アドバイザーについてご相談があり、ご連絡いたしました。
現在ご担当いただいている△△様について、丁寧にご対応いただき感謝しているのですが、私が目指す転職と△△様のご意見にずれを感じております。
そのため、他の方のご意見も伺ってみたく、可能であれば、別のアドバイザーの方とお話させていただけないでしょうか?
お手数をおかけして恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
「担当者に直接言うなんて無理…!」という人は、上記の文面例を参考に、転職サイト上に記載されている電話・メールの問い合わせフォームを活用しましょう。
担当者を断る際には、相手に配慮しつつ、できるだけ理由を明示するのがポイントです!
【断り方②】しつこい連絡(電話やメール)をやめてほしいとき
【しつこい連絡(電話やメール)の断り方】 ・「電話は困ります」と伝える (それでも無理なら…) |
仕事中に担当者からの電話がしつこくて、気が散ってしまったり、上司や同僚の目が気になってしまう…。そんなときは、「仕事中の電話は困ります」ときっぱり断りましょう。
また、メールなどでの求人紹介がしつこいときには、「頻度を減らしてほしい」「条件を絞って紹介してほしい」と伝えるのが有効です。
それでも電話やメールの連絡がしつこいようなら、担当者を変更するか、転職サイト自体を断りましょう。
【断り方③】的外れな求人を紹介されたとき
【的外れな求人の断り方】 ・自分の希望条件と合わない旨を伝える |
的外れな求人を紹介されたときに大切なのは、まず、自分の希望と合わない旨を伝えること!
言いにくいからといって断らずに受けてしまうと、ミスマッチな求人ばかり紹介されたり、さらには合わない職場に転職してしまうことにもなりかねません。
「こういう点が自分の希望とは合いません」と伝えたうえで、再度、自分の希望条件を担当者に共有しましょう。
応募後の断り方
続いて「応募後のフェーズまで進んだのに断りにくい…!」という場面別の断り方を紹介します。
【断り方④】応募後(面接前)のキャンセル方法
【応募後に断る3つの鉄則】 ・できるだけ早いタイミングで伝える |
応募後の断り方の基本は、「できるだけ早いタイミング」で断ること!面接日程が確定した後の直前キャンセルは、担当アドバイザーだけでなく、病院側にも迷惑がかかります。
「貴重なお時間をいただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。」といった謝罪の言葉を必ず添えましょう。
なお前日や当日のキャンセルはもちろん、すでに応募している場合はメールでなく電話で伝えるのが一般的です。
◆「担当アドバイザー」とやりとりしている場合
担当アドバイザーと今後もやりとりする可能性がある場合には、断りたい理由を正直に伝えるなど、信頼関係を損なわないように気をつけましょう。
◆「病院の担当者」と直接やりとりしている場合
病院の担当者と直接やりとりしている場合には、「一身上の都合により、選考を辞退させていただきたく、ご連絡させていただきました。」と伝えれば大丈夫です。
【断り方⑥】面接のキャンセル方法
【面接の断り方】 ・こちらの都合でお断りする旨を謝罪する |
面接を断るときには、「○月○日に面接のお約束をしていましたが、選考を辞退させていただきたくご連絡いたしました」と丁寧に要件を伝えたうえで、「貴重なお時間をいただいたにも関わらず、誠に申し訳ございません。
身勝手なお願いで大変恐縮ですが、何卒ご了承いただけますようお願いいたします。」と謝罪の気持ちを伝えましょう。
「面接日程も決まった後で断りにくいな…」という人もいるかと思いますが、もし自分に合わない病院を受けたところで、転職活動が長引くだけです。
モヤモヤした気持ちがあるなら、担当アドバイザーに正直に伝えて断りましょう。
【断り方⑤】職場見学のキャンセル方法
【職場見学の断り方】 ・こちらの都合でお断りする旨を謝罪する |
もし「見学にいくモチベーションが湧かない…」なんてときは、早めにキャンセルしたい旨を担伝えましょう。
というのも、選考が進んだ段階での「職場見学のキャンセル」は、担当アドバイザーからの信頼を失い、今後の求人紹介に響く可能性も出てくるからです。
キャンセルしたい「理由」を正直に伝えるなど、誠実に対応しましょう。【断り方⑥】と同様に、謝罪と合わせて選考を辞退したい旨を伝えるのがポイントです。
【断り方⑦】転職サポートをやめてほしいとき
【サポートの断り方】 ・担当アドバイザーを納得させる理由を伝えて断る (全てのサポートを断りたいなら…) |
履歴書添削、面接練習といったサポートは、客観的なアドバイスをもらえて通過率が上がることから、積極的に利用するのがおすすめです。
ただ、「面接練習の時間を割きたくない」といった理由がある場合には、「仕事が忙しく面接練習に伺う時間がとれそうにないため、ご遠慮させていただきます。」と断りましょう。
最終的に「どうしても全てのサポートを断りたい!」というときは、【断り方①】を参考に担当者の変更を依頼するか、転職サイトを変更しましょう。
内定後の断り方
【断り方⑧】内定を辞退したいとき
【内定の断り方】 ・少しでも早く伝える |
内定辞退の際は、少しでも早く担当アドバイザーに伝えるのが鉄則です。
謝罪理由は正直に伝えて、丁寧な対応を心がけましょう。
(文面例)
お世話になっております。〇〇です。
先日内定をいただきました△△(会社名)様について、内定を辞退したく、ご連絡いたしました。
大変恐縮ですが、〜〜〜(理由)、このような結論に至りました。
一度内定をいただいておきながら、私の身勝手な決断でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
〇〇(担当者名)様には転職活動において色々とサポートしていただいたにも関わらず、このようなご連絡となってしまったこと、心苦しく思っております。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒、よろしくお願い申し上げます。
理由については、「仕事内容などを考慮した結果」「別の企業に縁を感じて転職を決めたため」など、正直に伝えるようにしましょう。
特に、内定承諾後の辞退(入社辞退)は多大な迷惑がかかります。
今後、その病院と全く接点がないとは言い切れませんから、担当アドバイザーにはメールを送ってから電話するなど、誠意ある対応をしてください。
その他の断り方(転職時期の変更など)
【断り方⑨】転職時期を変更したいとき
【転職時期変更による断り方】 ・理由を正直に伝えて断る |
転職時期を変更したいときには、その旨を正直に伝えて転職サイトの利用をストップしましょう。
「せっかく求人を紹介いただいたところ恐縮ですが、転職活動の時期を見直し、しばらくは今の仕事を続けることにいたしました。また転職活動を再開したときには、改めてご連絡させていただきます。」
このように、転職活動を再開したときのためにも、印象を悪くしない丁寧な対応がポイントです。
メールか電話で連絡を入れたら、退会手続きをして問題ありません。
【断り方⑩】看護師の転職活動を辞めたいとき
【転職活動を辞める断り方】 ・理由を正直に伝えて断る |
転職する気がなくなった、看護師以外の職業に転職したいと思った、転職したいと思える求人がなかった、などの理由で転職活動をやめるときにも、その理由を正直に伝えて、転職サイトの利用をストップしましょう。
退会手続きをしないと、大量の求人メールが届き続けることもあるので、退会手続きは忘れずにおこないましょう。
最終的な「お断り」は退会で
これまで転職サイトを利用するうえでの様々な「断り方」を紹介してきましたが、最終的なお断りは「転職サイトの退会」です。
担当者と相性が合わないとき、自分に合う求人がないとき、転職活動を中止するとき、転職活動を終えるときには、退会手続きをとりましょう。
転職サイトの簡単な退会方法
最も簡単な退会方法は、担当アドバイザーに直接、退会したい旨を伝えること!
基本的に、退会手続きはそれだけで完了です。
ただ、それ以降にも転職サイトから求人紹介のメールが届き続けるような場合には、メールに記載されている問い合わせ先や、転職サイトHPの問い合わせフォーマットから、改めてメールの停止と退会手続きを依頼しましょう。
登録中の看護師転職サイトに不満を感じたら?
登録中の転職サイトや担当アドバイザーが合わないときは、お断り・退会手続きを踏んだうえで、別の転職サイトを利用するのがおすすめです。
ここでは、看護師転職サイトのなかでも人気かつ知名度の高い3つの転職サイトをチェックしておきましょう!
①看護roo!
- 豊富な求人の中から細かく検索が可能
- 職場の内部事情を詳しく知ることができる
- 掲示板やコラムなどで看護師に有益な情報を発信
- 運営会社は東証プライム市場に上場している「株式会社クイック」
看護roo!の求人の中で特に充実しているのは、「夜勤なし」や「土日祝休み」など勤務条件の良い案件です。
「夜勤がつらい」
「休暇が欲しい」
などの理由で転職を検討している看護師さんには、特におすすめですよ!
さらに、看護roo!ならではと言えるのは、転職マニュアルがもらえることや、掲示板があることです。
「看護師のお悩み掲示板」では、似たお悩みを抱えた看護師同士で気軽に意見交換できます。
周りに転職について相談できる人がいないという方にもおすすめです。
②ナース専科 転職
- 求人数は業界トップクラスの20万件以上を保有
- 全国区の看護師転職に対応
- 取り扱い職種は看護師、准看護師、保健師、助産師
- 年間10万人以上の看護師が利用
- 非公開求人も多数紹介
- プライバシーマーク認定済みで個人情報は徹底管理
「ナース専科 転職」は、業界で最も老舗の看護師転職サイトです。
運営する株式会社エス・エム・エスキャリアは「ナース専科」も運営しています。
全国各地の求人が充実しているので、「自分の地域で求人がなかなか見つからない!」とお困りの方にお勧めの転職サイトです。
東京・愛知・大阪・福岡といった主要都市部での求人数も、他の転職サイトと比較して圧倒的に多くなっています。
③レバウェル看護
- 好条件の非公開求人の多数紹介
- 職場環境など職場内部の詳細な情報の提供
- プロのアドバイザーが条件の交渉を委任
- 看護師のための多ジャンル情報記事の掲載
- アドバイザーによる求人のない病院へのリクエスト可能
レバウェル看護は、求人数の豊富さとキャリアアドバイザーへの満足度の高さが特長の転職エージェントです。
転職先の内部事情に詳しいというのも特長。人間関係や身に付くスキルなど働く環境に詳細な希望がある方におすすめです。
また、パート・アルバイトと派遣の求人も充実しています。
パート・アルバイトなどの非常勤の求人数は、看護roo!に並びます。
これらをお探しの看護師さんにもおすすめですよ!
場合によっては看護師転職サイトを使用しない方法もある
看護師の求人は転職サイト以外にも、求人情報サイト・ハローワーク・都道府県の看護協会(ナースセンター)などで探すこともできます。
また、知人の紹介や病院のホームページから直接応募する方法もあります。
まずはそれぞれの特徴を解説します。
「一般の求人サイト・ハローワーク」
看護師に特化した紹介を行うわけではないので、担当者が求人内容や病院の情報に詳しくない可能性があります。
「看護協会(ナースセンター)」
専任の担当者がつくわけではないので、給与や待遇面での希望はある程度自分で交渉する必要があります。転職サイトと同様に無料で使うことが出来ます。
「知人の紹介」
条件を確認しにくく、しがらみが生じやすいので、よほど知っている病院でない限りは避けた方がベター。
「直接病院へ応募」
毎回、病院のホームページをチェックしなければならないため、タイミングが悪いと応募できない場合があります。
上記の点を考慮すると、転職サイトはしつこい連絡が来る場合もありますが、求人数が多く担当者に給与や待遇など具体的な希望を伝えやすいというメリットも。
うまく利用すれば転職活動の成功率は上がります。
断り方を知って看護師転職サイトと上手に付き合おう!
自分に合わない転職サイトに登録しているなら、勇気を持って断ることが、後悔しない転職のための第一歩。
「断りにくいな、どうしよう…」と最初は悩むかもしれませんが、一度断ってしまえば、その後は怖いこともなく、自分に合う転職サイトに絞れるというメリットしかありません!
ぜひこれを参考に、自分が目指すキャリアへの一歩を踏み出してくださいね。
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