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医師の退職手続きの方法
医師が退職しようと思った時は、必要な手続きがいくつかあります。いざ退職しようと思った時にスムーズに進むよう、あらかじめ確認しておきましょう。
退職する意志を明確にしたとはいえ、「退職手続きはどのような手順で行うの?」と、疑問に思っている医師の方々も多いのではないでしょうか。
実際、退職手続きをした経験が無い方々にとっては、分からない事も多いかと思います。
医局講座からの紹介や派遣の場合
前半は、退職するまでのプロセスを見ていきましょう。
大まかな流れは以下の通りです。
・退職の意思を伝える。
・退職日を決める
・退職届を出す
・引継ぎ
・退職の挨拶をする。
まず、医局側から大学側に打診が入り、正式に決まった場合に人事担当者に報告します。
報告後、後任の医師の就任日が決定すると、先生ご自身の退職日が決定します。
退職届に関してですが、医局内での人事異動の場合は、退職届を出さないこともありますので、勤務先の規則に従います。
引継ぎに関しては、普段からカルテを作成しているので、特別に引継書を作る必要はありません。
また、医局内の異動では、先輩、後輩の関係で引き継ぎます。
そのため、後任の医師とも簡単に連絡をとることができることからも、引継ぎは楽であるといえます。
退職する際には、お世話になったスタッフや医師に一言挨拶をしましょう。
再び同じ病院に戻ってくる可能性もありますし、何も言わずに病院を去ることは失礼にあたります。
また、退職の直前は慌ただしいので、何日かに渡って挨拶回りをすると、時間に余裕が生まれると思います。
無所属及び医局を離れる場合
無所属の場合も、大まかな流れは医局講座の場合と同じです。
しかし、退職の挨拶以外の項目において、少しだけ内容が変わってきます。
退職の意思を伝える際は、人事担当者の都合がつく時に、丁寧な姿勢で伝えます。
感情的なふるまいは、病院側とのトラブルのもとになるので、冷静に臨みましょう。
退職日を決める際は、円満に退職をするためにも次の医師が円滑に引き継ぐことができる日を選びましょう。
そのために、半年前くらいから病院と話し合いを行うのが良いと思います。
そして退職届についてですが、個人的な理由での退職の場合は、退職届の提出を求められる場合が多いです。
引継ぎに関しては、医局講座の場合よりは丁寧に行うべきです。
後任の医師となかなか連絡がつかない場合もあるため、気になる事項があればカルテ以外に引継書を作成することをお勧めします。
まとめ
退職手続きの方法は、医局に所属している場合も無所属の場合も、大まかな流れに大差ありません。
しかし、無所属及び医局を離れる場合は、医局にいる場合よりもきめ細やかな対応が求められると言えます。
いずれにせよ、無用なトラブルを避けるためにも、手続きを丁寧に進めることが大切だと思います。