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不況の時は中途採用が増える!
不況・就職氷河期という暗い話題が多い昨今ですが、実はうれしい話題もあるのです。
それは、不況と呼ばれる時代には新卒に比べて中途採用の求人数が増える傾向があるということです。
この理由は、新卒採用者については新人研修をはじめとした教育コストがかかるからです。そのため、教育のためのコストが低いとされる中途採用が増えてくるわけなのです。
特にここ数年はこの傾向が強くなっていますので、今こそ転職を真剣に考えている人が実力を示すことができる時代だといえるでしょう。企業の具体的な動きとしては、中途で採用した人材にある程度まとまった金額の祝い金や支度金を用意したり、新卒採用者を減らしてその分中途採用の枠を拡大したりということがあげられます。
企業の立場からすると、社会人としての経験をある程度積んだ中途採用者には常識が備わっていること、仕事やポストについて新卒者よりも数段はっきりした意思や希望を持っているのが魅力ということのようです。
企業が新卒よりも中途採用者に注目している傾向をもう少し分析してみますと、やはり新卒者に対する教育コストが重要なポイントです。毎年たくさんの企業が新卒者の採用に時間とコストを費やしていますが、新卒者が一人前になるには続けて年単位の時間もどうしても必要です。教育にかかるコストと成長の成果を考えた時にマイナス面が多いという現実が立ちはだかっているのです。
この現実の背景には、採用する学生のレベルや、採用から入社までにおよそ1年間ものブランクができてしまう採用制度そのものがあります。昨今のように企業情勢がめまぐるしく変化する時代においては、採用したけれども入社したときにはニーズに合わなくなっていた、ということも残念ながら起こり得るのです。