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職業訓練校の選考試験は筆記試験と面接
就職難といわれる時代でも、資格や特別な技術を持っている人は大変有利です。
会社が倒産したりリストラにあって失業してしまった、また、転職を考えて退職したけれどこの先どうしたらいいだろうか、という状況の人はこの際スキルアップをはかるのもひとつの方法です。
とは言え、お金の心配が先でとても資格を取るために学校に通っていられない人も多いはずです。そんな方におすすめの職業訓練の学校があります。
都道府県が設置して運営している職業訓練校です。職業訓練校の呼び名は都道府県によっていろいろで、高等職業技能訓練校などという名称のところもあります。
失業中の人におすすめの理由は、職業訓練校は授業料が無料であることをはじめとして特典が多いからです。雇用保険に加入していると失業した時に受給資格があれば失業手当をもらうことができますが、失業手当の受給期間がまだ残っている段階で職業訓練校に入校すると、訓練が終了するまで給付日数を超えて失業手当の受給が延長できるのも大きなメリットです。
職業訓練校で職業訓練コースを受講するには、たいていのコースで選考試験が実施されます。
選考試験は筆記試験と面接がメインで、受講を希望するコースによっては身体検査や英語の試験が行われることもあります。
筆記試験は学力検査ですが、中学校から高校1年レベルの内容の国語と数学から出題されますからそれに合わせた試験勉強が必要です。
また職業訓練校の受講者の選考では、学力検査の成績ばかりではなく資格取得および就職についての危急性も考慮されるのが一般的です。
例えば突然不当なリストラを受けた、扶養家族が多く最短で技術を身につけて再就職したい、といった状況の人が優先されます。また、既に何らかの資格を持っている人よりは資格のない人が受講を優先されます。
職業訓練校で取得できる資格は都道府県や学校によって違いますが、現場で即戦力となるために技術や資格の取得を目的にしたカリキュラムになっているので技術系のコースが多いのが特徴です。
第2種電気工事士・ガス溶接技能などの資格が取得できたり、自動車整備士やボイラ技士の資格試験の受験資格を得られる講座などが充実している学校が多くなっています。
もちろん技術系以外のスキルを身につけるための講座も充実していて、保育や介護など福祉系や経理関係、税務、IT関連のコースも多くの学校でそろっています。