人気の転職サイト(登録無料)
面接のための自己分析
転職にしろ新卒での就職にしろ、就職活動では必ず面接があります。この面接では必ず自己PRや自己紹介が求められます。ですから面接試験に備えて自己分析をして自分のことをよく知っておくことが大切になります。
この自己分析ですが、あらたまって分析しようとしても手がかりもなく難しいです。そこでおすすめの方法があります。それは、自分に質問をたくさん投げかけてみること、自分を質問攻めにしてみることです。
中途採用では職場では即戦力になることが求められますから自分を最大限アピールしなければなりませんし、またその会社の志望動機も必ず聞かれるはずです。しかし、自己分析のコツは最初は本題から少し外れたところから自分に質問をしてみることにあります。例えば志望動機を分析したいのであれば、そもそもこの業界を希望するようになったのはいつ頃だったか、というところから始めてみます。その頃のことを思い出していくうちに、今志望している業界のどんな点に自分が魅力を感じていたのかなどが浮かび上がってくるはずです。いつ頃この業界を志望し始めたかというひとつの質問から答を探っていけば、そのプロセスが自然と自己分析になってくるのです。
このようにして、自分に質問をできるだけ多く投げかけてみます。転職したいと思ったきっかけ、今の会社で一番の不満は何か、その不満を解決する努力をしたか、今の会社にいたらその不満は解消されないのか、今の職場で自分のためになったことは何か、楽しかったことは何か、などの質問をして考えていくと転職することが最善の選択かどうかも見えてきます。
また、好きな仕事や嫌いな仕事をあげてみて、好きではないが得意なこと、また長時間続けていても嫌にならない仕事があるか、などの質問の答えを考えているうちに自分のアピールポイントや採用されたらその企業でどんな成果を出せるかがまとまってくることもあるはずです。
こうして自分を質問攻めにし、ある程度の自己分析ができたら誰かにその分析結果を見てもらうことも大切です。自分が思っている自分と、他人から見た自分には意外にギャップがあるからです。他人から見たら落ち着いたイメージがあるのに、自己PRでは積極的で物怖じしないタイプなどと自分のことを紹介しても説得力のある自己PRは難しいと言わざるを得ません。他人の自己分析の結果を評価してもらうことで、自分が思う自分と他人が見た自分のギャップに気づくことができます。
双方の間にギャップがあることがわかったら、次にはそのギャップの生じる要因を探ってみなければなりません。もしも自分の思っている自分と他人が知っている自分が大きく違っていたら、自分が思う自分というのは案外単純な思い込みであったというケースも考えられます。他人に意見を聞くことでこうしたずれに気づいたら、自分というもののイメージについて修正が必要です。
ここできちんと修正をしておけば、就職面接の時に説得力を伴った自己PRが可能です。
新卒と中途採用の面接の違い
就職活動の面接では、自己紹介や自己PRがほぼ間違いなく求められます。面接で自己紹介が求められるのは新卒採用でも中途採用でも同じなのですが、新卒と中途採用ではこの質問を投げかける企業の狙いにちょっと違いがあります。
企業が中途採用者を募集する理由はいろいろありますが、全体的にはいたってシンプルな事情であるケースが多くなっています。急な欠員のための補充要員・業務拡張・新分野への参入などがその主な理由です。
ですから、企業としては採用したい人材のイメージもかなり具体的になっています。つまり、ここのポストでこういう業務がこなせる人材を採用したい、というように採用する人物像は既に決まっていると思った方がよいでしょう。
こう考えると、面接で「自己紹介して下さい」「自己PRして下さい」という質問を出す企業の目的が見えてくるはずです。中途採用をしようとしている企業は、求めている人材にできるだけ近い人を探すために自己紹介を求めているのです。応募してきた人について「どんな仕事ができるのか」「自分の会社であげられる成果」について見極めるためにこの質問が必須なのです。
ですから、転職活動の面接における自己紹介・自己PRでは「採用されたら自分はこの会社でこんな仕事ができる」ということを伝えるのが勝負のポイントになります。
中途採用の面接では仕事の経験を
新卒採用でも中途採用でも就職活動では必ず面接がありますが、面接で必ず問われる自己紹介や自己PRの仕方は新卒と中途採用では企業の求めるものが全く異なります。新卒者の採用面接では専攻していた学科や留学の経験が自分に与えた影響、また性格面での長所などを積極的にアピールすることもできますが、中途採用の面接ではこういった自己アピールは無意味であることを知っておかなければなりません。
なぜかというと、新卒者と中途採用者では採用する企業が求めるものが根本的に違っているからです。企業が中途採用者に求めるものは「この会社に採用されたらどんな仕事ができどんな成果があげられるか」という自己PRです。企業にとって中途採用を行う理由は非常にはっきりしていて、ここのポストで即戦力になり、成果があげられる人材が欲しいといった、いたってシンプルなものがほとんどです。
ですから、中途採用の面接の自己紹介・自己PRでは性格面や学生時代のエピソードなどではなく、これまでしてきた仕事の経験を説明した上で自分はこんな仕事ができるということを伝えるのが勝負どころです。
具体的な数字を提示してアピール
転職の面接でも新卒と同じように自己紹介・自己PRが求められますが、この質問を出す企業の狙いは新卒者と中途採用者では全く異なります。
中途採用者に企業が求めるものは、この部署でこういう仕事ができる人材・成果が出せる人材・教育コストをかけないで即戦力になる人材ときわめて具体的です。ですから、転職活動の面接での自己紹介・自己PRの時にはこれまでの仕事の経験と合わせて「もし採用されたら、ここの会社ではこんな仕事ができてこういう成果があげられる」ということを伝えなければ意味がありません。
さらに、これまでの仕事の内容についてもできるだけ具体的に伝えるのがポイントです。
営業の仕事をしていたのであれば、担当してした市区町村などのエリアや担当していた顧客の層などについても具体的にあげ、月単位・年単位であげていた実績についても具体的な数字を提示してアピールします。
採用されたらどんな仕事ができるのか
転職活動では自分をアピールすることが新卒者の採用の数倍重要なポイントになってきます。なぜかというと、中途採用では新卒とは違った基準で採用の合否を決めることがほとんどだからです。
新卒採用の場合はフレッシュさや明るさなどが合格の決め手になることもあるのですが、中途採用者ではこれは通用しません。意気込みだけでは採用されるのは難しいと思っておいた方がよいでしょう。
これは、企業が中途採用者に求める資質が新卒者とは根本的に異なるからです。社会人としての経験を積み、ある程度の年齢にもなっている中途採用者には、企業は即戦力となれる能力を期待します。教育コストをかけなくても戦力になれるかどうか、が中途採用ではポイントになるということです。
そこで、いい転職活動に成功するためには自分のアピールポイントをじっくり考えて「採用されたらどんな仕事ができるのか」を整理しておくことが大切です。この時、柱になるものが3つあります。キャリア、専門的な能力、資格です。
キャリアでは、これまでしてきた仕事についてまとめながら自分が担ってきた役割や責任をアピールします。専門的な能力ではパソコンの能力や語学力などについて簡潔にまとめ、他の人にはできない専門技術があればそのレベルを的確につたえられるようにまとめておきます。強くアピールできる資格があればそれも盛り込んでまとめておきましょう。
つまり、今までしてきた仕事を具体的にまとめながらどれだけの責任を果たしまた成果を出したのかをアピールできる材料を探していけば面接での自己紹介に関する質問への答えが見つかるはずです。