退職代行ってどんなことをしてくれるの?
皆さんは、日々働いている中で転職を考えたことはないでしょうか?
職場に不満がなかったとしても、もっと別の仕事やいい仕事ができるのではないか、と考えたことがある人は多いでしょう。
しかし、そう思っても退職したいとは言いだしにくい人もいると思います。
そんな方は、退職代行を利用してみましょう。
退職代行とは?
仕事をしている中で、ふと「このまま、この仕事をずっと続けていていいのかな?」と思うことがあると思います。
また、もっといい仕事に転職するチャンスを得られる人もいるでしょう。
しかし、そこで踏みとどまってしまう人も少なくありません。
その理由には、現在の仕事を辞めることへの不安というのも少なからずあります。
しかし、もっと直近の問題として、退職すると言い出しにくい、という問題があるのです。
退職するには、まず上司にその旨を伝えて予定を立てなくてはいけません。
その理由を説明しなくてはいけませんし、場合によってはその場で引き留められることもあるでしょう。
会社によっては、非常にあっさりと退職を受け付けるところもあります。
普段から退職する人が多い職場は、特にその傾向が強いでしょう。
しかし中には、上司から恫喝紛いの引き留めをされたり、話自体聞いてもらえなかったりする職場もあります。
そういったことを恐れて、退職を言い出せない人もいるのです。
そんな時、代わりに退職の手続きをしてくれる人がいると、助かると思いませんか?
それが、退職代行というサービスです。
退職代行を利用すると、自分から会社に連絡することなく退職の手続きを進めてもらうことができます。
置いてある私物も、わざわざ会社に行って回収する必要がありません。
代わりに手続きをして送ってもらえるので、依頼した時点で会社と関わる必要がなくなるのです。
どんなことをするのか?
退職代行は、主に退職を認めてくれないような問題のある会社に対して、本人の代わりに退職の意思を伝えて、手続きを進めてくれるサービスです。
退職の妨害などは在職強要にあたり、違法と判断されることもあります。
また、退職には様々な手続きがあります。
退職届を出してから通常は2週間以上後で退職する必要があり、その際に有給が残っていればそれを消化してしまいたいでしょう。
また、会社からの貸与物や保険証は返却しなければいけません。
会社にある私物も、通常は自分で整理します。
そのため、退職すると伝えてから全く会社に行かなくてもいい、ということはまずないのです。
しかし、退職代行を利用すると、その必要性がなくなります。
全て代わりに手続きをしてくれるので、もう会社に訪れる必要はないのです。
また、退職代行を弁護士が行っている場合、退職を認められなかったなど問題が生じた時は、法に基づいた主張をしてくれるので、比較的スムーズに話が進みやすくなるでしょう。
同じ退職代行でも、弁護士が関係していない場合は法律的な主張ができないので、若干不利になる場合もあります。
会社に行く必要はないのですが、それでも自分でやらなければいけないことはあります。
例えば、自分が持っている会社からの貸与物は、自分で郵送の手続きをしなくてはいけません。
また、退職届は自分で作成して、郵送で提出する必要があります。
ただし、退職というのは労働者にとって当然の権利です。
通常は、こうしたサービスに頼らなくても退職は可能でしょう。
少なからず費用も掛かるので、自分ではどうしようもない時だけこういったサービスを利用することをおすすめします。
まとめ
ブラック企業などで、退職を認めてもらえないことがあると最終的には無断で会社に行かなくなり、一方的に退職届を送り付けることとなります。
しかし、これでは手続きなどがややこしくなり、次の就職にも支障が出るでしょう。
そうならないために、どうにもならない時は退職代行を利用しましょう。
交渉も代わりにしてくれるので、悪くない結果になると思います。