退職代行を利用した際よくあるQ&A

退職代行は近年、業者も増えているとはいえ身近なものとは言い難いでしょう。
そこで、様々な疑問も生じてきます。
今回は、退職代行を利用した際によくあるQ&Aについてまとめてみました。
利用する際の参考にしてください。

よくあるQ&A

本当に退職できる?

ごくまれなケースを除いては、きちんと退職できます。
業者によっては、失敗した際、全額返金保証もしています。

即日退社は可能?

ほとんどの業者は、即日退社も可能としています。
但し、それには相応の理由が必要なので、理由がきちんとしている場合に限られるでしょう。

会社から連絡は来ない?

代行業者には、会社に対して連絡を禁止する強制力はありません。
ただ、その希望を強く伝えることはできるので、大抵の会社はその希望を極力叶えようとしてくれます。

退職までの給与や退職金はきちんともらえるでしょうか?

給与の支払いは、労働基準法24条で明確に定められているので、きちんともらうことができます。
退職金も社内規定によって支払われますが、交渉のできる弁護士に退職代行を依頼するとより確実でしょう。

親や配偶者など、家族に知られないように退職できますか?

本人への連絡と同様に、家族にも連絡しないように希望を伝えることはできます。
特に事情がない限り、連絡することはないのですが、強制力はないのでその点だけ注意してください。

会社に返却する物はどうしたらいいですか?

保険証や身分証明書、会社から貸与された電話など、返却するものがある場合は郵送で返却できます。
その際は、依頼人が自分で発送しなくてはいけません。

離職票や源泉徴収票等の書類はきちんともらえるでしょうか?

退職代行業者から、会社に郵送してもらえるよう伝えます。
模試贈られてこなかった場合も、法律に基づいて請求できるので安心してください。

社宅に住んでいても退職できますか?

社宅に住んでいる場合、退職にあたっては退去する必要があります。
その退去日は、会社に確認して業者から伝えることとなります。
強制退去にはなりませんが、早急に転居先を探しましょう。

退職代行を利用したことで、転職が不利になりませんか?

履歴書には、退職する際の方法まで記載する必要はありません。
面接でも、敢えて退職代行サービスを利用したという必要がありません。
そのため、不利になることはないでしょう。

退職前に有給を消化できますか?

有給の残日数がある場合は、正規の手順で申請できます。
退職の際に、その希望を伝えれば退職代行が代わりに書類を提出してくれるので、残っている分も問題なく消化できます。
ちなみに、有給の買取り交渉はできません。

未払いの残業代を請求できますか?

未払いの残業代は、その証拠がある状況では請求できますが、退職代行とは別の業務です。
そのため、証拠を揃えて別口で弁護士に依頼してもらうこととなります。

退職代行の料金はどのくらい?

業者によって異なりますが、弁護士が行う場合はおおよそ5万円が相場です。
それ以外の業者では、3万円から5万円の間くらいでしょう。
また、交通費などを別途請求されることもあるので、依頼する前によく確認してください。

パワハラや嫌がらせで退職したいのですが、会社都合にできますか?

退職代行の業務外なので、その交渉はできません。
そう言った問題は、別途弁護士に相談してください。
事後手続きに限っては、代行できることもあります。

いつから転職活動を始められる?

転職活動に関しては、通常の在職中の転職活動と同じです。
おおよその退職日が決まっていれば、それ以降に働き始めることができます。
退職日以前に働き始めないように、注意しましょう。

まとめ

退職代行については、上記のような質問がよく寄せられています。
頻繁に利用するものではないので、色々な疑問を持つのは当然のことです。
そのような不安があるまま申し込んでも、信用できるものではありません。
何か分からないことがある場合は、まず業者に連絡して聞いてみましょう。
不安や疑問が解消されてから、正式に申し込んだ方が安心できると思います。