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女医のキャリア、結婚、出産、子育てと両立するには?
女医の皆様は、きっと、現在のご自身のお仕事に誇りややりがいを感じていらっしゃることでしょう。
しかし、女医の先生方にはこの仕事特有の悩みがありますよね。
例えば、結婚や出産、子育てなどのライフイベントと仕事との両立は、中々難しいと思います。
では、女医の皆様はどのようにしてキャリアを積んで、家庭との両立をはかればよいのでしょうか。
女医の三分の一の法則
女医の「三分の一の法則」について聞いた事はありますか?
これは、女医の三分の一は結婚し幸せに過ごし、三分の一は結婚するが離婚し、残りの三分の一は生涯未婚のまま過ごす、というデータによるものです。
実際、現在現役で働いておられる女医の皆様にアンケートをとって得られたデータを探し出す事は残念ながらできませんでした。
ですので、この「三分の一の法則」に信ぴょう性がない、根拠がないと言ってしまえばそれまでですが、それでも、多くの女医の先生方のお悩みとしてメジャーである事に変わりはありません。
せっかくですので、今回はこのように揶揄される事もある女医の生き方について、向き合って考えてみましょう。
あまり恋愛経験がない方が多い傾向
まず、女医という仕事に限らず、医師を目指した皆様は幼少期から青春時代にかけて、常に努力を続け、勉強に励んできた事と思います。
また、医学生時代や研修医時代も、立派な医師になるべく、多忙な日々を過ごしてきたことでしょう。
ですので、あまり恋愛経験がない方が多い傾向にあります。
男性医師は医者になると、看護師をはじめ、多くの職種から人気があるので、結婚相手には困りません。
ですが、女医は違います。
女医はあまりモテないと言われているのが現状です。
こういう事情からも、女医は生涯独身、と言われているのかもしれません。
一人で生きていける経済力に加えて、精神的にも強い
また、女医は他の職種の同年代と比較しても収入が多いです。
一人で生きていける経済力に加えて、精神的にも強い傾向があります。
ですので、生涯独身、または一度結婚しても離婚しやすい傾向にあるのです。
このように、女医は結婚に対して不利な立場にあります。
結婚を優先しない生き方をしていると言い換えてもいいかもしれません。
結婚、出産は個人の自由であり、カップルの自由です。
女性なら誰しもが結婚しなければならないわけではありませんし、夫婦が必ずしも子供をもうけなければならないわけではありません。
ですが、結婚、出産、子育てを医者だからといって諦める必要もありませんよね。
医師として活躍しながら、自分の人生も充実させられるような生き方こそ、女医の理想なのではないでしょうか。
結婚、出産、子育てとキャリアを両立させるには
では、結婚、出産、子育てと女医のキャリアを両立させるにはどのようにしたらいいのでしょうか。
また、いったいどのような事に留意して職場を選べばよいのでしょうか。
結婚というのは、タイミング
まず、結婚についてお話ししましょう。
結婚というのは、タイミングです。
学生時代のうちから付き合っている相手がいるなら、その方との結婚を早めに考えるようにしましょう。
また、相手も医師であるならば、経済的余裕は他の同年代のカップルよりもはるかにあるはずです。
したがって、「まだまだ若くてお金がないから…」などと思わず、20代中ごろでの結婚も十分視野に入れておきましょう。
また、出産や子育てに関して、これらのせいで自分のキャリアが中断してしまう、他の同期に先を越されてしまう、と焦ってはいませんか?
今まで、周りと競争する機会も多かった先生方なら気持ちは十分わかるのですが、この件においては自分の人生を見つめ直すきっかけにしてみましょう。
確かに、キャリアを積んで上へ、上へと登り詰める事も大切ですが、それだけが人生ではありません。
キャリアと自分の人生の充実を天秤にかけて、バランスよく人生を選択していかなければならないのです。
産休や育休の取りやすい病院や診療科へ転職
女医の皆様がもし、出産や子育てに出来る限り時間をかけたいと思うなら、産休や育休の取りやすい病院や診療科へ転職する事をお勧めします。
病院や診療科によって、女医への配慮の度合いが様々なのが現状です。
自分で雰囲気を変える事はなかなか難しいと思いますので、ぜひ産休や育休をとりやすく、子育てを応援してくれるような職場を選ぶようにしましょう。
産休や育休でキャリアが中断された後、復帰しやすい職場を選ぶ
また、産休や育休でキャリアが中断された後、復帰しやすい職場を選ぶ事も大切です。
医学は日々進歩しますし、自分が離職中に新しく導入された医療機械もある事でしょう。
キャリアを中断したのを咎めず、帰ってきたときに受け入れてくれて、仕事をスムーズに再開できるような職場環境も大切なのです。
具体的に、病理医は定時で帰れる事が多く、オンコール制度や当直制度がないので、家庭を持つ女医の方には人気の診療科です。
病理医は専門的な知識が必要で、全身の臓器や血液等を全て扱うので大変な部分はありますが、その分やりがいは十分に感じられる仕事です。
仕事のオンオフがはっきりしているので子育てとの両立もしやすいと言えます。
病理医は全国的に人手不足で、なり手が少ないと言われています。
ですので、就職できないと苦しむ可能性も低く、キャリア中断後もスムーズに復帰できるでしょう。
勤務医ではなく開業する
夫婦で医師をしている場合は、勤務医ではなく開業するのも一つの手段です。
開業医になると自分の都合でシフトを組む事もできますし、ある程度の融通が利きます。
開業医の場合ですと、患者さんの多くが地元の方になる事が多く、地域の人とのコミュニケーションや理解から、子育てもしやすくなります。
結婚したり子供を持ったりするようになると、一人で暮らしていたような暮らしはできません。
毎日コンビニ食というわけにはいきませんし、掃除や洗濯の量も増加します。
いくつかの工夫が必要
医者として働き、子育てもする忙しい女医の家事を少しでも軽減するためには、いくつかの工夫が必要です。
まず、家電を工夫しましょう。
最近では、人が外出中に部屋の掃除を済ませてくれるロボット掃除機があります。
また、食器洗い機や衣類乾燥機など「無くてもいいけれどあったらとても便利」という製品はとことん利用しましょう。
そうすることで、圧倒的に家事の負担を軽減する事ができます。
また、スーパーへの買い物も、現代ではインターネット上で行い、部屋まで宅配してくれるサービスがあります。
職場でスマートフォンを使って注文しておき、帰宅したらすぐ受け取って調理を開始すると、時間短縮、負担軽減につながります。
このように、工夫次第で家事は負担を減らす事ができます。
日々多忙を極める女医の皆様は、ぜひ取り入れてみてください。
夫の協力が不可欠
また、女医一人がどれだけ努力しても一人では限界があります。
夫の協力が不可欠です。
女医としてのキャリアも大切にしたい事をきちんとパートナーに伝え、理解をしてもらい、協力してもらうようにしましょう。
女医が自分の人生を充実させてキャリアと両立させるには、ここまでで紹介したように、様々なポイントがあります。
女医といっても、諦める必要は決してありません。
まとめ
今回は、女医の三分の一の法則に触れつつ、結婚、出産、子育てとキャリアとの両立について考えていきました。
結婚のタイミング、出産や子育てをしやすい環境選び、復帰しやすい職場選び、負担を軽減する家事の工夫など、女医の皆様に様々なポイントをご紹介しました。
結婚や出産は個人の自由ですが、女医だからといって諦める必要も全くありません。
ぜひ、ご自身の人生も充実させながら医師としてご活躍ください。