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専門医未取得でも転職は可能?
研修中の先生方、もしくは専門医取得のために医局に所属されている先生方の中で、「転職を考えているけれど、専門医を取るまでは医局から抜けられないから。」と、諦めていらっしゃる方はいませんか?
実は、専門医未取得の方でも転職は可能なのです。
今回は、そのような先生方に向けた転職方法についてご説明していきます。
専門医未取得で転職するのは可能か
「今の職場は、正直言って忙しすぎる。」
「自分になかなか症例が回って来ない。」
「教授のご機嫌取りに疲れた。」
「職場の人間関係が上手く行かない。」
などと悩んでいるのに、
「専門医を持っていない医師を雇ってくれる病院はないだろうし。」とか
「今の職場を辞めることは逃げることになるのではないか。」と考え、我慢し、大変つらい思いをされながら働かれている先生方が多くいらっしゃいます。
自分の気持ちを押さえつけながら、我慢して仕事をしていても、自分の実力を最大限に引き出せませんよね。
職場の環境に悩んでいらっしゃる先生方にとって、病院を変える事は、これからの医師としてのキャリアアップのために、絶好のチャンスとなり得るのです。
実際に、そのような悩みを抱えて転職を決意し、専門医を習得できるプログラムがある病院に、転職を成功させられている先生はいるのでしょうか?
答えは、イエスです。
むしろ、最近ではそういう先生方の数が増えてきているようです。
人手不足の病院にとっては、専門医を習得前の先生方は、ある程度一人で業務をこなすことができ、体力的にも若く当直もたくさん入ってもらえ、専門医の資格を持っている先生よりは給料が安くて済むので、とても需要が高い人材です。
つまり、専門医未習得の若い先生方は、まさに売り手市場なのです。
では早速、専門医未取得の先生方が医局を辞めた後に、どのように転職先を見つけ、転職を成功させていくのかについてお話ししていきます。
どのように転職先を見つけ、転職を成功させていくのか
転職先を見つけるために一番楽に実行できて、かつ、失敗しない方法とは、「自分で専門医を取れる機能を備えた病院をリサーチする」+「医師の転職専門サイトの良いとこ取りをする」事です。
これから、具体的に説明していきます。
転職サイトを上手に利用する
医師の転職サイトにはたくさんの種類があり、例を挙げると、
① 医師転職ドットコム 先生の転職満足度93.4%、年収アップ率146.6%
② エムスリーキャリア 医師の満足度96.1%、88.7%が年収アップに成功。
③ リクルートドクターズキャリア リクルートが運営、常時2万件以上の求人。
④ 民間医局 全国に15拠点、当直なしの常勤求人が多数。
⑤ マイナビDOCTOR 独占求人、非公開求人も紹介可能。
などがあります。
求人も公開されているものから、非公開のもの、女性医師におすすめのもの、常勤・非常勤医師向けのもの、スポット・バイトなど、多くの情報が掲載されています。
しかし残念ながら、その中には、ほとんどが専門医を取得済みの先生方や、経験年数が豊富な先生方向けのものが多く、専門医未取得の先生方に向けて、専門医を取得するための設備がある施設を備えた病院の求人は少ないのです。
実力のあるプロのコンサルタントの方が手厚いサポート
「じゃあ、転職サイトを使っても意味がないのではないか?」そうお考えになった先生方、待ってください!
転職サイトの魅力は、たくさんの求人が掲載されているだけではありません。
転職サイトのもう一つの魅力は、実力のあるプロのコンサルタントの方が手厚いサポートをしてくれるところにあります。
医療界に精通したコンサルタントの方は、以下のような方法で先生方をサポートしています。
・先生方の希望や条件に合致した求人を見つけて提案する。
・面接や、病院見学などの調整や手続きをすべて代行する。
・なかなか自分からは切り出せないような給与や勤務条件に関する交渉を行う。
・不明な点や気になった点は、とにかく相談に乗る。
・転職先の病院と勤務先の病院の結びつきや経営状況まで調べてくれる。
また、専門医未取得の先生方は、「他に同じような状況で、転職を成功させた人はいないか?」「同じような状況の先生は、どのような病院に転職したのか?」なども気になると思いますが、そのような情報も教えてくれます。
さらに、先ほど「医師転職サイトの求人には、専門医取得のプログラムがある病院のものは少ない」とお話ししました。
実は、そのような有名で人気のある病院は、医師転職の専門サイトに求人を出していない事が多く、病院独自に求人を出しているところが多いのです。
コンサルタントの方が、知りたい情報を先生に代わって調べてくれる
ですが、安心して下さい。
そのような病院でも、自分で調べて気になるところがあれば相談してみて下さい。
コンサルタントの方が、知りたい情報を先生に代わって調べてくれます。
もし、病院ホームページに募集の案内が掲載されていなくても募集状況を調べてくれる事もあります。
上記のことが、特に専門医未習得の先生が転職先を探す場合に、自分自身でも情報集めをした方が良いと述べた理由にもなります。
医師向けの転職サイトを使う際に注意していただきたい事
複数のサイトを登録する必要がある
話が変わりますが、医師向けの転職サイトを使う際に注意していただきたい事があります。
それは、「1つのサイトだけに登録して、情報を得ること」です。
単体の医師専用の転職サイトのみで情報を集めるのは、少し危険です。
複数のサイトを登録する必要があるのは、1つのサイトからでは出された転職条件が良いものなのか・悪いものなのかを比較できない事と、いくら有名な転職サイトだからと言っても運が悪ければ、経験が浅いコンサルタントに当たる可能性もある事が、確率として悪く出てしまうのを阻止するためです。
せっかく転職先が決まっても、後になって「もっと良い条件で転職できたのに」と、後悔したくはないですよね。
ぜひ、複数のサイトを利用して、ご自身で条件や給与など比較しながら転職先選びを行ってみて下さい。
転職サイトを利用されている先生方は、3サイト程度を掛け持ちしている方が多いようなので、参考にしてみて下さい。
必ず一度見学をしてみる
転職先をいくつかに絞ったら、必ず一度見学をしてみる事を忘れないで下さいね。
見学をしておくことで、後で、「イメージと違った」とか「こんなはずじゃなかった」という思いをせずに済みます。
また、転職の決心がまだついていない先生にとっては、見学して「こんなに働きやすい環境があるのか」と知ることで決意が固まる場合もあります。
悩んでいる先生には、見学に出向いてみることをおすすめします。
その際に必要となる手続きなどは、コンサルタントの方にすべてお任せしましょう。
現職を辞めるためには
これからは、現在の職場を辞めるためにはどうしたら良いのかについてお話ししていきます。
転職先の候補が決まったら、一旦現実に戻って現在の職場を辞めるための手続きをしなければなりません。
これが、一番精神的に骨の折れる過程ですよね。
退職理由と、それを伝えるタイミングについてご説明します。
退職理由を考える作業も、医師転職サイトのコンサルタントが支援
退職するためには、退職理由を説明する必要があります。
仮に、「職場でのストレスに耐えられないから。」と思っていても、正直に伝えてしまうとその後の人間関係に、支障が生じてしまいます。
また、「○○の症例をたくさん経験したい。」と言うと、関連病院でその症例に強いところを紹介されるというパターンが多いです。
では、どうしたら良いのか。
退職理由を考える作業も、医師専用の転職サイトのコンサルタントの方が支援して下さいます。
コンサルタントの方は、的確で、かつ円満に退職できるような退職理由を豊富な経験から、導き出すことが出来ます。
遠慮なさらずに、一度頼ってみましょう。
退職の半年前に伝える
次に、退職の意思を伝えるタイミングですが、多くの病院では、退職の半年前に伝えることが通例となっています。
医局に所属されている先生であれば、まず医局長に意思を伝え、その後に教授に伝えるというのが一般的です。
退職意思を伝える際は、きちんと口頭で伝えるようにして下さい。
特に、教授にはメールで一旦、アポイントメントを取ってからの方が、丁寧で与える印象が良いです。
その際、これまで働かせていただいた恩を忘れず、感謝の気持ちを表すことがわだかまりなく退職できることにつながります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
医師の皆様、あまり我慢し続けないで下さい。
「耐えられない」と感じたら、辞めて、新しい職場に移るのも1つの手段なのです。
一度きりの人生ですので、誰しも後悔はしたくないですよね?
今回ご紹介した方法を参考に、先生方が伸び伸びと仕事を出来るような病院を見つけてみて下さい。
働きやすい環境で医師として仕事をすることが、先生のキャリアアップへの近道になると思います。