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フリーランスドクターのメリットとデメリット
少し前までは医局制度が色濃く、医局に所属するのが当然と思われていましたが、最近では特定の病院に所属せず、複数の病院で働く「フリーランスドクター」という選択肢が増えました。
ですが、医師にとってフリーランスという選択はアリなのか、気になりますよね?
今回は、そんなフリーランスのドクターについてのお話です。
フリーランスの医師とは
「私、失敗しないので。」という決め台詞で一躍有名となった、ドラマ『ドクターx』は記憶に新しいですね。
そのドラマの中で、女優の米倉涼子さんが演じたフリーランスのドクターに注目が集まるようになりました。
先生方は、フリーランスの医師に、どのようなイメージをお持ちですか?
フリーランスのドクターは、常勤勤務としてではなく、非常勤勤務の形態で採用されるのが一般的です。
いわゆる固定制のバイトに近いような働き方となります。
では、どのような先生がフリーランスドクターという選択をしているのでしょうか?
結婚や妊娠・育児のなどというようなライフイベントが生じたタイミング
例えば、女性医師に、結婚や妊娠・育児のなどというようなライフイベントが生じたタイミングで、勤務条件を自由に決められる事や当直や呼び出しがないという事を理由に、その道を選ぶ場合があります。
子育てをしながら、働く医師にとっては、当直がない事や半日勤務が可能な事は、とても魅力的ですよね。
開業準備期間にアルバイト感覚でフリーランスドクター
また、開業を考えている先生が、開業準備期間にアルバイト感覚でフリーランスドクターとして勤務する場合などもあります。
開業準備期間は、医療機器メーカーや建築会社との相談や、お金のことなどで、何かと時間を取られがちで、通常の常勤として働くことは難しくなります。
そこで、隙間の時間を利用して、アルバイトとしてフリーランスドクターを選択することがあるようです。
フリーランスドクターのシフト入れ方
そんな、フリーランスドクターのシフト入れ方について、いくつか例をご紹介します。
【例1】
月曜日と水曜日にA病院にてフルタイムで働き、火曜日はB病院で半日勤務、木曜日と金曜日はC病院で半日勤務。
【例2】
月曜から水曜まで、D病院にてフルタイムで勤務し、木曜日と金曜日はE病院で半日勤務する。
このように、先生の希望に合わせて、シフトの入れ方は様々です。
当直や呼び出しがもないので、ワークライフバランスも保つことができます。
医師の非常勤としての給与の相場は時給1万円と言われているので、【例1】でいくと、単純計算で、32万円、【例2】だと36万円を一週間でもらえるという事になります。
これだけ見ると、フリーランスドクターの仕事はとても魅力的に感じますよね。
しかし、フリーランスとして働く上ではらむ危険もある事を忘れてはいけません。
次は、フリーランスドクターになることのメリットとデメリットについて説明していきます。
フリーランスで働くメリットとデメリット
まずは、フリーランスドクターとして働くことのメリットからお話ししていきます。
フリーランスで働くメリット
メリットには、
・勤務時間を自由に決めることが出来る。
・医局人事の気疲れがなくなる。
・年収アップが期待できる。
などが挙げられます。
詳しくご説明しましょう。
先ほど、述べたように、フリーランスドクターは1つの病院に所属し続ける必要がなく、非常勤勤務の形になるので、シフトを自由に決めることが出来ます。
「子育てをしっかりしたい」、「自分のプライベートを充実させたい」と考えている先生方は、勤務時間を短くすることで対応できます。
反対に、「バリバリ働いて経験を積みたい」、「お金をたくさん稼ぎたい」と考えている先生方は、希望すれば、夜間当直や休日診療などのシフトを入れることもできます。
また、1つの病院でずっと勤務する必要がなくなるので、人間関係のストレスが一気に軽減されます。
医師も、一般的な会社と同じように、上下関係が生じ、それをストレスに感じていらっしゃる先生も多くいますが、フリーランスになるとそのような人間関係に頭を悩ませる必要がなくなります。
フリーランスで働くデメリット
デメリットには、
・自分で、技術を磨かなければならない。
・支出が増える。
・通勤に時間がかかる。
・訴訟を受けた際に病院が守ってくれない。
などが挙げられます。
デメリットについても少し詳しく説明していきます。
基本的に一人でやらなければいけない
フリーランスの医師は何でも、基本的に一人でやらなければいけなくなります。
これが、最大のデメリットで、いろんな障害を生じさせます。
まず、自分自身で技術を磨かなければなりません。
フリーランスドクターが任せられる仕事は、ほとんどが簡単な仕事で病棟管理などが主になってきます。
経験豊富な先生で、その道のエキスパートのような方でなければ簡単に手術などは任せてもらえません。
ですので、症例を積むためには、手技をやらせてもらえる病院をきちんと選ばなければなりません。
勉強のために学会などに参加する場合は、かかる経費を病院が負担してくれるところが少なく、実費になってしまうのに加え、休んだ分の給料はもらえないので、欠勤した場合は無給となります。
また、フリーランスの仕事は職場が流動的になるので、通勤に時間がかかったり、場合によっては、泊りがけになったりする事もあります。
通勤がいつもと同じ日常ではない事を、ストレスに感じる方もいるでしょう。
さらに、医療ミスなどで訴訟になってしまった場合、フリーランスというのは、あくまでもバイトで、契約採用と変わらない状況なので、先生のことを守ってくれない病院が多いです。
失敗せずにフリーランスの道に転職する方法
これまで、フリーランスの医師になる際の、メリットとデメリットについてお話ししてきましたが、「フリーランスとして働くのに魅力を感じるけれど、フリーランスの医師になるのは、何だか大変そう」と感じませんでしたか?
そんな思いを抱いている先生方に朗報があります。
転職のプロのコンサルタントに1からすべて頼る
失敗せずに、フリーランスの医師になる道を切り開く方法があります。
それは、医師向けの求人がたくさん掲載されている転職サイトに登録して受けられる、「転職のプロのコンサルタントに1からすべて頼る」事です。
転職に関する情報は、ネット上に溢れています。
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そんな時は、いくつかの転職サイトに登録し、プロの方に頼ってみましょう。
先生方は、医療界の中では、プロフェッショナルですが、転職に関しては、別のプロフェッショナルが存在します。
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希望にあった勤務先をピックアップして提示
自力で、通勤時間や、勤務条件、給与など希望する条件を満たす求人を見つけるのは、大仕事です。
それも、医師として働きながらフリーランスとして働く準備をするのは、容易ではありません。
コンサルタントの方に、希望される条件を伝えておくだけで、希望にあった勤務先をピックアップして提示してくれます。
また、コンサルタントの方は、先生が希望する勤務条件や実務経験、持っていらっしゃる資格、年齢などから、フリーランスで働くと現状で、どのくらいの給料をもらうことができるのかを推定してくれ、「今の状況で、フリーランスに転向しても良いのか」「今は、少し我慢した方が良いのか」などのアドバイスもしてくれます。
まさに、コンサルタントの活用は、良い事尽くめですね。
すべて無料なので、安心してサービスを受ける事ができます。
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フリーランスドクターとして働こうか迷っている方は、ぜひ一度、医師専用の転職サイトに登録してみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事が、フリーランスの働き方に興味がある先生の、お役に立てたら幸いです。
フリーランスとして働くという事には、当然ながらメリットとデメリットがあります。
先生がどのような目標を持って、どのような環境で働きたいかを考えた時に、条件が合えば、フリーランスという選択も「アリ」だと思います。
迷っている方は、医師専用の転職サイトを上手く利用し、まずはコンサルタントに相談してみて下さい。