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青森県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
先生方の中には、地元に帰るタイミングや結婚や出産を機に、青森県へ転入する方もいるでしょう。
あるいは、県内で転職を考えている先生方もいらっしゃいますよね。
ところで、青森県で転職先を探している先生方は、青森県の医療問題についてご存知でしょうか。
今回は、青森県の医師転職事情と現状をご紹介します。
青森県の医師不足と男女比について
青森県は10万当たりの医師数が182.4人と、全国平均の10万人当たり219人という数字を大きく下回っています。
特に、公立病院では産科や小児科、脳外科など、様々な診療科での医師不足が問題となっています。
また、さらに問題は女性医師の数についてです。
全国の女性医師は、60495人で、女性10万人当たりの医師数は92.67人というデータがあります。
現役の医師数は296845人でありますが、そのうち20.38%が女性医師なのです。
女性医師の割合が最も多いのは東京都であり、人口10万に名足171.00人です。
2位は徳島県であり、以下京都府、高知県、岡山県、愛知県と続いています。
三大都市圏では、女医が多く勤務している傾向にあります。
このような地域では、女性医師の出産や子育てといったライフプランによるキャリアの中断に対し、理解がある職場が多く、女性医師が働きやすい環境であると言えます。
一方、青森県に注目してみますと、青森県の女性医師数は全医師数の15.32%となっています。
全国の女性医師の平均は、先ほども説明した通り、20.38%です。
青森県の女性医師数15.32%というのは、47都道府県と比較しますと、44位なのです。
青森県は他の都道府県と比べると女性医師の数が大変少ない県という事が分かりますよね。
では、女性医師が少ないと、どのような問題が生じるのでしょうか。
医療の現場は男性だけでは、実は限界がある部分もあります。
産婦人科などでは、女性医師による診察を希望される患者さんもおられます。
また、女性ならではの視点から、女性患者の悩みに寄り添うこともできます。
医療現場では、女性医師にしかできないような役割があり、特に同性患者からのニーズは高いのです。
裏を返せば、東京の都市部などでは女性医師による診察が受けられるのに対し、青森県ではその選択肢が制限されているということです。
女性医師に診てもらいたいと思っている患者にとっては、医療の不公平を感じていることでしょう。
ですので、青森県での女性医師の必要性は急務なのです。
青森県での転職をお考えの先生方、特に女性医師の方は、この問題を解決すべく、青森県で働いてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
短命県である青森県について
青森県が抱える医療問題の一つとして、短命県という問題があります。
青森県民の平均寿命が男女とも最下位となっています。
これは、青森県で医療に携わるうえでは、誰しもが念頭に置いておくべき問題なのです。
短命県の原因は様々あると言われています。
病院にあまり行きたがらない県民性であったり、しょうゆなどの濃い味を好む傾向であったり、様々な理由が絡み合って、青森県の平均寿命は低くなっているのです。
青森県で医師として働く場合、短命県を返上できるように地域と連携して医師としてできることを努力する必要があるのです。
もともと青森県にお住まいで、青森県での転職をお考えの方も、他県から青森県への転入を使用としている方も、医師として是非この短命県という問題に貢献できるように検討しましょう。
まとめ
今回は、青森県で転職を検討している医師の先生方に向け、様々な情報をご紹介しました。
青森県は医師不足に悩まされていますが、特に女性医師が不足しているのですね。
女性医師の立場からしかできない医療やケアもあるので、女性医師の増加は青森県には必須でしょう。
また、青森県は短命県です。
青森県の平均寿命回復のためにも、医師として貢献してみることを検討してみてはいかがでしょうか。