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山形県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
転職する事を考えている医師の方々に向けて、今回は山形県の医療の現状についてお話しします。
特に他県や他の地方から転入してくる先生方の場合、山形県が抱える医療問題についてはしっかりと知っておく必要があるでしょう。
今回を機に、ぜひ山形県の医療について向き合ってみましょう。
山形県の医師不足と医師数
山形県の医師数は、平成28年のデータによりますと、人口10万人あたり233.3人です。
これは、全国47都道府県と比較してみますと、33位と下位に分類されます。
OECD諸国の医師数は人口10万人あたり約300人が平均と言われている為、この事からも山形県の医師数は不足しているのが分かります。
山形県の医師不足は特に、中心部である山形市以外の町村部、山間部、いわゆる僻地と呼ばれている地域で深刻です。
このような山形県の医師数に関する情報は、山形県で転職する際は知っておきたいところですね。
山形県の医療における山形県大学医学部の役割
先ほどもご説明した通り、山形県の医師数は、全国と比較しても十分であるとは決して言えない状況です。
特に、山間部などの僻地では医師不足の問題は深刻です。
この山形県の医師不足の問題に対し、いったい誰が解決に向けて取り組んでいるのでしょうか。
もちろん、山形県で働く医師一人一人が医師不足の問題に対し、真摯に向き合うべきです。
そして、それを山形県の行政とともに先導するのは、山形大学医学部です。
山形大学医学部は、1973年に開学して以来、平成24年までに3559名の医学部卒業生を輩出しています。
山形大学医学部を卒業した方が全員山形県で医師として働くわけではありません。
平成20年のデータによると、山形県内の医療機関での常勤医師の内57.3%を、山形大学医学部医学科を卒業した方が占めています。
平成16年度から義務化された、初期臨床研修制度においても、毎年22~40名の初期臨床研修医が県内で採用され、山形大学医学部付属病院への入局者が毎年25~38となっています。
このように、山形県の医療・医師数について考える上では、山形大学医学部の影響を無視する事はできないのです。
山形大学医学部は地域に最高の医療を提供する事を理念に、県の医師不足をはじめとするあらゆる医療問題に取り組んでいます。
また、山形大学医学部は医師の育成にも力を注いでおり、医学生の卒前教育や卒後教育に大学をあげて熱心に取り組んでおります。
卒前教育について、山形大学医学部はStudent Doctor制度を全国に先駆けて取り入れており、医学生教育への山形大学医学部の質の高さが感じられます。
また、卒後教育についても、大学医局を中心として県内の医療教育制度や医師育成プロセスを確立している為、県内で一貫した質の高い研修を受ける事ができるのです。
ですので、まだ専門医資格を取得されていない医師の方も山形県での転職を検討する事は十分有益でしょう。
卒後研修については、地域医療も大学病院での先進医療も充実しています。
自分の志望に合わせて、医師としてスキルアップできることでしょう。
医師として転職先を迷っている方は、ぜひ山形県の各病院や山形大学医学部付属病院での勤務を検討してみてください。
まとめ
今回は山形県の抱える医療上の問題として、特に医師不足を取り上げました。
この問題を考える上で、県内唯一の医学部付属病院である山形大学医学部付属病院の存在は大きいです。
山形県では、山形大学医学部と行政が協力して県の医療の向上に取り組んでいます。
山形県で転職をお考えの医師の皆様は、是非この記事を参考にしてください。
特に、県外から転入する方は、山形県の抱える医療問題の特性を知っておきたいですね。