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福岡県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
福岡県に転職をご検討の医師の皆様は、福岡県の現状をある程度ご存知かと思います。
その上で、福岡県の抱える問題や改善に向けて努力している点などを含め、ぜひ知っておいていただきたい現状や転職事情について、ご紹介します。
福岡県の医療等の状況
福岡県といえば、県内に九州大学、福岡大学、久留米大学、産業医科大学と4つの大学に医学部があるのが特徴です。
そのため、大学病院があるエリアには他にも多数病院があり、医療環境は比較的恵まれていると言えるでしょう。
ただ、他の地方都市と同じく、都市部では医師は充足傾向にある一方、その他の地域での慢性的な医師不足の問題は、残念ながらあります。2014年10月現在で、福岡県内における無医地区は8市町に17箇所あり、県では引き続き財政支援や誘致活動などを行っています。
福岡県の医療提供体制のもう1つの特徴として、福岡県医師会が2014年4月から導入した「とびうめネット」があります。
全国に先駆けて始めた、地域医療を支える取り組みです。
「とびうめネット」とは、事前に必要な情報を登録しておけば、緊急時でも病歴や服用中のお薬、アレルギーの有無などの情報が共有されるシステムです。
福岡市内でも多い1人暮らしのお年寄りでも、かかりつけ医からの情報が素早く確認できます。
基幹病院で受けた検査結果や治療方針などもかかりつけ医で閲覧でき、患者さん自身が病状の説明などを詳しく説明できなくても、安心して診療を受けられます。
と同時に、医師の手間も省けます。(2019年2月現在での登録施設は684件となっています。)
オペレーターが24時間体制で、電話による休日・夜間の医療機関の問い合わせ等にも対応していますので、夜間や休日の緊急搬送でも心配はいりません。
ですので、「とびうめネット」は医師の皆様にも好評で、働きやすい環境づくりの一環にもなっています。
福岡県の転職情報
福岡県の都市部では医療施設が充実しているためか、キャリアアップを目指して同一エリア内の病院へ転職される先生方も多いようです。
また、都市部以外の地域では医師の定着率は高いものの、慢性的な医師不足のため、求人募集は常時多く見つけられます。
ただ、さきほど述べた「とびうめネット」だけでなく、福岡県ではへき地からのドクターヘリ搬送や高規格救急車の整備など、へき地医療を支える制度の充実を目指しています。
ですので、福岡県はへき地で腕を振るいたいとお考えの先生方にとっても、働き甲斐のある地域と言えるのではないでしょうか。
福岡県では在宅医療も進んでおり、訪問医療のニーズは高まっていますので、在宅医療に興味のある先生にはぴったりの求人が見つけられるはずです。
アルコール依存症も多い地域ですが、精神科医も不足していますので、特に精神科医の皆様は、ぜひ福岡県への転職をご検討ください。
また、勤務医の負担軽減に理解のある医療機関も多く、ゆったりとした診療を求める先生や、診療に専念して症例を集めたい先生にも働きやすい環境が整っています。
福岡県には若手医師も多く、平均給与は893万円と低めです。
ただ、もちろん年収2,000万円以上の求人もありますし、求人の内容も幅広く、内科や外科、救急科など様々な科で募集しています。
まとめ
福岡県はへき地の医療格差はあるものの、それをカバーできる体制が整いつつあります。また、医師の皆様が働きやすい環境づくりや、学会などにも参加できるよう代診医師派遣なども行っています。
県内の大学医学部を卒業した若手医師も多く、また研修制度も整っています。
ですので医療全体的に活気もあり、転職もしやすいと言えるのではないでしょうか。