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大分県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
医師の先生方の中には、地元へ帰って転職することや、新たな土地への転入などをお考えの方もいらっしゃるでしょう。
その中でも、大分での転職を考えていらっしゃる先生方は、大分県の医療問題については御存じでしょうか?
今回は、大分県の医師転職事情と現状について、紹介させていただきます。
大分県の医師数と男女比について
まずは、大分県の医師の現状について見てみましょう。
人口10万人当たりの医師数は、全国平均では240.1人であるのに対して、大分県は268.5人と、平均を上回る医師数となっています。
ただし、その医師の数や大きな病院は中部の大分市を中心に、東部の別府市や国東市に集中している状態で、南部や西部、北部および豊後大野市周辺では医師が不足している傾向となっており、診療所などの数も不足気味です。
つまり、医師が偏った地域に集中してしまっているので、大半の地域では医師不足に陥りつつあるということです。
その地域に住む人々は、周囲の医療施設が充実した地域に頼らざるを得ない状況となっています。
また、大分県の医師の人数を男女別に見た場合、人口10万人当たりの医師数としては、全国平均では男性医師が189.4人、女性医師が50.7人となっていて、割合としては女性医師が21.1%であるのに対して、大分県の場合は男性医師が219.1人、女性医師が49.5人と、人数的には全国平均よりも若干少なく、比率でみても18.4%とやや少なくなっています。
女性医師が少ない場合、問題となるのは女性の患者が診察を受ける際、女性医師による診察を受けるという選択肢が選びにくいという点です。
女性特有の病気の相談はもちろん、様々な理由から女性医師の診察を希望する患者はいらっしゃいます。
特に、大分県は男性よりも女性の人口が多い県なので、女性医師の不足はより深刻な問題となるでしょう。
女性医師は人数が少ない分、全国的に需要が高いのですが、その中でも大分県では切実に求められているでしょう。
女性医師に限らず、どこかの地方に転職することをお考えになられている医師の皆様は、この状況を踏まえた上で大分県に転職することを検討してみてはいかがでしょうか。
大分県の医療の現状について
大分県における医療の現状において、問題となる点は2点あります。
その1つが高齢化であり、もう1つは地域別の医療格差です。
この2点について、考えてみましょう。
大分県の高齢化率は、全国平均が26.8%となっているのに対して、現状30.3%となっています。
このまま進んだ場合、2025年には3人に1人が高齢者となると予想されています。
高齢化が進むと、それに伴って医療費と介護費が増大していくこととなります。
しかし、医師が十分にいる都市部は良いのですが、高齢者の割合が高くなるへき地においては、医療を受けるための十分な設備がないため、その分近隣の都市へと患者が集中することになり、医師が不足することとなるでしょう。
地域による医療格差については、大分県も地域医療構想として取り組んでいるため、医師不足の地区に診療所を開く場合などは、県としても歓迎されることとなるでしょう。
他の地域から医師が転職してくることは、こうした地域の医療状況を改善することにもつながっていくでしょう。
他県への転勤を検討している先生方は、こうした地域の抱える医療問題を解決するために、ぜひ大分県への転職を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、大分県を転職先の候補として考えていらっしゃる医師の先生方を対象として、大分県の医療の状況などを中心として紹介させていただきました。
大分県の医師は人数こそ多いのですが、それはごく一部に集中しており、それ以外の地域では医師不足に悩まされています。
特に顕著なのが女性医師の不足であり、それ以外にもへき地医療が不足している問題などがあります。
医師の皆様が大分県に転入してくることがあれば、その問題の解決にもつながっていくかもしれません。