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宮崎県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
医師の先生方の中には、地元へ帰って転職することや、新たな土地への転入などをお考えの方もいらっしゃるでしょう。
その中でも、宮崎県での転職を考えていらっしゃる先生方は、宮崎県の医療問題については御存じでしょうか。
今回は、宮崎県の医師転職事情と現状について、紹介させていただきます。
宮崎県の医師数と男女比について
まずは、宮崎県の医師の現状について見てみましょう。
人口10万人当たりの医師数は、全国平均では240.1人であるのに対して、大分県は238.4人と、平均をやや下回る医師数となっています。
ただし、その医師の数や大きな病院は、県の中央部にあたる宮崎市周辺に集中してしまっています。
他の地域では、低いところは全国平均の半分程度の人数しか医師がいない地域もあるほどです。
つまり、医師が偏った地域に集中してしまっているので、大半の地域では医師不足に陥りつつあるということです。
その地域に住む人々は、周囲の医療施設が充実した県中央部に頼らざるを得ない状況となっています。
また、宮崎県の医師の人数を男女別に見た場合、人口10万人当たりの医師数としては、全国平均では男性医師が189.4人、女性医師が50.7人となっていて、割合としては女性医師が21.1%であるのに対して、大分県の場合は男性医師が195.2人、女性医師が43.2人と、人数的には全国平均よりも若干少なく、比率でみても18.1%とやや少なくなっています。
女性医師が少ない場合、問題となるのは女性の患者が診察を受ける際、女性医師による診察を受けるという選択肢が選びにくいという点です。
女性特有の病気の相談はもちろん、様々な理由から女性医師の診察を希望する患者はいらっしゃいます。
特に、宮崎県は男性よりも女性の人口が多い県なので、女性医師の不足はより深刻な問題となるでしょう。
女性医師は人数が少ない分、全国的に需要が高いのですが、その中でも宮崎県では切実に求められているでしょう。
女性医師に限らず、どこかの地方に転職することをお考えになられている医師の皆様は、この状況を踏まえた上で宮崎県に転職することを検討してみてはいかがでしょうか。
宮崎県の医療の現状について
宮崎県における医療の現状において、問題となる点は2点あります。
その1つが高齢化であり、もう1つは地域別の医療格差です。
この2点について、考えてみましょう。
宮崎県の高齢化率は、全国平均が26.8%となっているのに対して、現状29.5%となっています。
このまま進んだ場合、2025年には3人に1人が高齢者となると予想されています。
高齢化が進むと、それに伴って医療費と介護費が増大していくこととなります。
しかし、医師が十分にいる県の中心部は良いのですが、高齢者の割合が高くなるへき地においては、医療を受けるための十分な設備がないため、その分近隣の都市へと患者が集中することになり、医師が不足することとなるでしょう。
地域による医療格差については、宮崎県積極的な取り組みを見せていて、県の広報紙でも宮崎県で働いてくれる医師を募集しています。
また、医師を目指す学生に対しての奨学金の貸与や地域特別枠の設置、自治医科大学への資金の拠出などの取り組みを行っています。
他の地域から医師が転職してくることは、こうした地域の医療状況を改善することにもつながっていくでしょう。
他県への転勤を検討している先生方は、こうした地域の抱える医療問題を解決するために、ぜひ宮崎県への転職を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、宮崎県を転職先の候補として考えていらっしゃる医師の先生方を対象として、宮崎県の医療の状況などを中心として紹介させていただきました。
宮崎県の医師は人数こそ多いのですが、それはごく一部に集中しており、それ以外の地域では医師不足に悩まされています。
特に顕著なのが女性医師の不足であり、それ以外にもへき地医療が不足している問題などがあります。
医師の皆様が宮崎県に転入してくることがあれば、その問題の解決にもつながっていくかもしれません。