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佐賀県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
ご結婚を期に佐賀県へ転入される医師の皆様や佐賀県にご縁のある先生方、佐賀県の転職状況はご存知ですか?
地方の医師不足や偏在が叫ばれるようになって10年以上が経過していますが、地域医療の崩壊は進んでいるように思います。
では佐賀県の状況はいかがなものなのでしょう。
佐賀県も医師は不足しているか
佐賀県では県庁所在地である佐賀市に「佐賀大学医学部附属病院」があり、病院勤務医も集中傾向にあります。
ただ、南部には「国立病院機構嬉野医療センター」があり、医療拠点となっていますし、西部は南部に、東部は「医者のまち」と呼ばれる福岡県久留米市に依存傾向はあるものの、拠点となる病院は各地域に存在するため、全体のバランスはとれています。
また、県内の中核医療機関の診療情報と、かかりつけの病院を結ぶ佐賀県診療情報地域連携システムの整備も進めています。
このシステムが整えば、県内にある13の公開病院の診療情報をかかりつけ医が閲覧できるようになります。
他にも、地域医療推進の一環として、「在宅リハビリテーション広域支援センター」も県内5箇所に設置しています。
このように比較的充実した佐賀県でも、医師数は減少傾向にあり、やはり全体的に不足しています。
佐賀県ではほぼ全ての科で医師不足がみられますが、特に皮膚科や精神科は不足が目立ちます。
人口あたりの病院や病床数は平均を上回っていますので、やはり佐賀県でも問題は医師数と地域格差になります。
それでも佐賀県はバランスの良いほうですので、転職をお考えの医師の皆様には比較的迷いなく選んでいただけるのではないかと思います。
お隣の福岡県に医師が流れがちという問題もありますし、少子高齢化に加え、人口の減少にも歯止めのかからないことを考慮するならば、出生率を増やすべく産婦人科医や小児科医の皆様にも、佐賀県への転入をご検討いただきたいところです。
県としても「県まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定したり、結婚や出産、子育てを支える「子育てし大県」プロジェクトを推進していますが、なかなか若者が増加していないのが現状です。
ですので、若い世代の医師の皆様も、この問題を解決するために、佐賀県での生活をご検討されてはいかがでしょう。
佐賀県では、医学部付属病院や地域の中核医療機関で診療に従事しながら、専門的な知識や技術を学べる寄附講座など、後期研修医・専門医の養成にも力を注いでいます。
佐賀県民のがん問題
実は佐賀県はがん死亡率が高く、特に肝がんの死亡率は全国ワースト1が続いています。これはかつて問題になった治療に使う注射針の使い回しで、肝臓がんの原因となるC型肝炎の患者が広がったのが原因ともされています。
また、結核やインフルエンザなど感染症への対策が十分に取れていないという現状も、残念ながらあります。
県ではがん対策に本格的に乗り出し、平成30年11月1日にがん情報サイト「がんポータルさが」を開設しました。(https://www.ganportal-saga.jp)
また、「佐賀県がん総合支援センター」でもがん患者の定期交流サロンを開催するとともに、がんに関する相談日を拡大しています。
この不名誉かつ深刻な問題はできるだけ早く解決すべきであって、医師の皆様にも1つの目標としてご検討いただきたいものです。
まとめ
佐賀県の医療の現状やがん問題などについて、ご紹介しました。
佐賀県での勤務は、どの地域においても、大変やり甲斐のあるものになると思われます。
特にがん問題については、医師の皆様のお力添えなくては、死亡率は下がっていかないと言っても過言ではありません。
過去の問題で今でも苦しんでいる人々を救うためにも、医師として貢献することを、ご検討されてみてはいかがでしょうか。