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東京都の医師求人|医師不足と医師転職事情について
先生方の中には、東京で仕事をしてみたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の首都であり、日本中から人や物が集まってくる東京都で生活を送ることは、一つの憧れですよね。
本記事では、東京都の医師転職事情と現状に関してご紹介します。
東京都の医師数や男女比、病院数に関して
東京都は日本の首都であり、その人口は1315万人と全国で最も多くなっています。
また東京都を中心に形成されている東京大都市圏は人口が3800万人であり、まさに日本の中心といえます。
また、医学部を有する大学は13個あり、こちらも全国で最も多いです。
そのため、毎年多くの医師が東京都から輩出されています。
医師の総数も44136人と、全国で最も多いです。
10万人当たりの医師数では全国1位ではありませんが、304.2人で4位となっています。
全国平均が240.1人であり、それを大きく上回っているため、医師数は充実しているといえるでしょう。
また、人口10万人当たりの男性医師数は全国17位、女性医師数は全国1位となっています。
そして、女性医師比率は全国1位となっています。
全国平均が20.38%であるのに対し、東京都は28.45%という高い水準になっています。
これは、結婚や出産で生活スタイルが変わることが多い女性にとって、医療機関の絶対数が多い東京都は自分の生活スタイルに合った職場を見つけやすいためだと思われます。
次に病院数に関してご紹介します。
東京都の病院の総数は、601軒と全国で最も多いです。
それに対し、人口10万人当たりの病院数は4.41軒で全国41位となっています。
全国平均が5.81軒ですので、1.4軒ほど病院が少ないということになります。
これは、東京都には大規模な病院が多いことが理由として挙げられると思います。
一般的に、病床数が200床以上ある病院のことを大病院と呼びます。
この病床数200床以上ある病院は2654軒あります。
そのうち106軒が東京都にあるのです。
中には病床数が1000床以上の病院も存在します。
つまり、高度な治療を行うことができる病院が他の都道府県と比べて圧倒的に多いということが言えます。
東京都の医療の取り組み
東京都は将来の医療に対して、以下の4つの基本目標を掲げています。
・高度医療、先進的な医療提供体制の将来にわたる伸展
・東京の特性を生かした切れ目のない医療連携システムの構築
・地域包括ケアシステムにおける治し、支える医療の充実
・安心して暮らせる東京を築く人材の確保、育成
これらの目標を通して、東京都は誰もが質の高い医療を受けられ、安心して暮らせる東京を目指しています。
この目標を達成するために、次のような計画を立てています。
・健康づくりと保健医療体制の充実
・高齢者及び障碍者施策の充実
・危機管理体制の充実
これらの計画においては、疾病、事業ごとに医療機能を担う病院を決めて明示されています。
ここでいう疾病、事業というのは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、救急医療、災害医療、へき地医療、小児医療、精神科二次救急を指します。
例えば、がんにおいてはがん診療連携拠点病院として28個の病院が指定されています。
このように、東京都では、潤沢な医療資源を生かして専門的な治療を行う病院が決められています。
また、このように専門的な治療を行う病院を決めることで、それらの病院がより専門性を高めることができるというメリットがあります。
まとめ
東京都は、医師数、病院数ともに全国で最も多いだけでなく、いわゆる大病院の数も全国で最多であり、高度な医療が展開されている病院も多く存在します。
また、大病院以外の病院の病院も多いため様々な働き方を選ぶことが可能です。
そのため、結婚や出産などでライフスタイルが大きく変化する女性医師に人気が高くなっています。
あらゆる選択肢が用意されているという事こそが東京都の医療の最大の特徴であるといえるでしょう。