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愛媛県の医師求人|医師不足と医師転職事情について
愛媛県での新生活をご予定の医師の皆様や愛媛県内へ転職をお考えの医師の皆様、さらには愛媛県内で転職をお考えの医師の皆様は、いらっしゃいませんか?
今回はそんな先生方にお伝えしたい、愛媛県の病院や医師数の現状や転職事情などをご紹介します。
愛媛県の医師不足と病院数
愛媛県は全国平均と比べると、病院数や病床は多いという特徴があります。
例えば、2017年10月現在の「人口10万人あたり施設数」で比較すると、病院数は全国平均6.56に対し愛媛県は10.18、一般診療所は全国平均68.04に対し76.01と、大きく上回っています。
病床で比較してみても、病院病床は全国平均1,210.22に対して1,602.22、一般診療所病床は全国平均77.38に対して愛媛県は197.07と、こちらも大きく上回っています。
次に医師数ですが、2016年の調査では全国18位の総医師数となっています。
人口1,000人あたりの医師数は、全国平均2.52人に対して愛媛県は2.72と少し上回っている程度です。
もう少し詳しく見てみると、病院勤務医はやや全国平均を上回るものの歯科医師は全国平均以下、麻酔科医や小児科医、産科医も不足している状況です。
また、地域に着目してみると、松山市には愛媛県立中央病院や説明愛媛大学医学部附属病院、松山赤十字病院、四国がんセンターなどの大きな病院があり、病院勤務医も集中していますが、他の地域では医師や救急体制が不足気味です。
特に松山市から離れた県南部の宇和島市や西予市などの南予地方の不足は、大きな問題となっています。
愛媛県の医師の平均給与は、1,262万円となっています。(※平成27年賃金構造基本統計調査より)。
これは全国平均の1,098万円と比較すると高い水準と言えます。
ただ、医師の平均年齢は52.4歳(全国平均年齢は40.0歳)と医師の高齢化も進んでおり、ベテラン医師が多いことが平均給与を上げている理由の一つになっています。
つまり、愛媛県は病院などの施設数は多いものの、それに比較すると医師数は足りておらず、特に松山市以外の地域では不足が目立ちます。
また、平均給与は高いものの医師の高齢化が進んでいるため、中堅や若手医師の充実も課題となっています。
愛媛県の転職動向
愛媛県では医師不足を解消するために、「ドクターバンク事業」や「ドクタープール制度」を推進しています。
積極的に地域医療の情報を提供し、また、県が直接医師を採用して市町立病院に派遣しています。
ですので、県内だけでなく県外からでも愛媛県に転職しやすい状況にあります。
さらに求人内容を確認すると、全国平均を上回る年収での募集が多く、特に不足している麻酔科医においては年収1,500万円を超えるものも多くみられました。
また、不足が問題となっている南予地方の求人では、年収2,000万円を超える求人も珍しくありません。
他にも、愛媛県は全国の研修医(及び医学生)を対象にした2~4年間の奨学金制度も導入しておりますので、若手医師の育成に関わりたい医師の皆様にはチャレンジしていただきやすい環境にあるかと思われます。
ちなみに愛媛県の教育水準は小・中学校共に全国平均を上回り、愛光高校は医学部への進学実績も安定しています。
お子様のいらっしゃる医師の皆様には、子育て環境としても安心していただけるのではないでしょうか。
まとめ
愛媛県での転職をお考えの医師の皆様に、お役に立ちそうな情報をご紹介しましたが、いかがでしたか?
施設は充実しているものの医師は不足気味の愛媛県は、求人条件も比較的良く、転職しやすいと言えるのではないでしょうか。
また、地方全体の問題でもある県都以外の地域での医師不足は、早急に解決すべき点です。
愛媛県に転職をお考えでしたら、ぜひ県都以外の地域もご検討されてみてはいかがでしょうか。