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看護師が乳腺外科に転職するメリット・デメリット
看護師の転職先の一つに乳腺外科があります。どのような仕事なのか紹介していきます。
乳腺外科とは、乳腺に関する疾患を扱う診療科です。
日本では、乳がんの患者数は、年々増加しており現在では、年間約6万人の方が乳がんと診断され、また年間約1万人の方が乳がんで亡くなっています。乳がんの早期発見と治療、患者さんのその後の人生を考えた乳房再建まで、幅広い治療を行います。
30〜50代の日本女性の死因第1位である乳がんの治療を効果的に行うために、乳腺外科を設ける病院が増えています。
乳腺外科で働く看護師の仕事の主なことは、乳がんや乳腺炎などの病気を診療、治療を施しますが、その為のサポートをしたり、自分の胸がなくなることは、女性にとって大きなショックであり、その為の精神的負担をサポートするのも大事な看護師の仕事です。抗がん剤による脱毛時のケア、補正下着をアドバイスしたり、乳房再建の方法の説明したり、今後の生活の相談にのったりもします。
またリンパ浮腫の予防の指導や相談なども受け付けます。乳腺外科の看護師は、アドバイスが上手く、何でも相談に乗ってあげたり、精神的に患者さんに寄り添えることが、とても大事になってきます。
看護師が乳腺外科に転職するメリット
乳腺外科に転職するメリットとして、女性の疾患である乳がんや乳腺の病気の患者さんの看護は、とてもやりがいがあります。乳がんは、女性にとってとても辛い病気です。命の危機や乳房の切除の決断、治療の段階において、たくさんの辛く悲しいことがあります。
そんな女性たちを治療の面からも精神的に支える心強い存在なのです。また同じ女性だからこそ、親身になって相談に乗ってあげることも出来ると思います。患者さんがガンと診断されると、家族の方も不安になることも多いので、そちらのケアも必要になります。それらをすべて同時に行うことは、大変ですが、だからこそやりがいがあります。
乳腺の病気や乳がんに関する知識を身につけておくことで、自分の身体を守ることにもつながります。自分に兆候が表れた時には、早期発見、早期治療につながり完治も十分にあります。
看護師として専門的な技術も必要ですが、乳がんの患者さんには、精神的なアドバイス力が必要不可欠です。メンタル面での上手なアドバイス、親身に相談に乗ってあげる方法、補正下着やケア用品などの正しく説明できる能力が身につきます。
看護師が乳腺外科に転職するデメリット
乳腺外科への転職するデメリットとして、女性特有の病気のため、精神的に辛く悲しい思いを共有してしまうことがあります。お母さんが小さな子どもを残して乳がんで命を落としたり、まだ若い女性が乳房を失ったりするのを目の当たりにすることは、多々あります。もちろん親身になることは大切なことですが、精神的に辛くなって、別の診療科に変わっていく看護師も多いのは確かです。
乳がんや乳腺の治療は進歩していますが、苦しむ人が多いのは事実なので、立ち向かえるメンタルがなければ辛い職場です。
乳がんの検査や治療方法、その後の乳房再建法、リンパ浮腫など学ぶことがたくさんあり、それらの勉強会や患者さんの精神的なケアのための研修会などが多いので、毎日何か一つでも学ぶ姿勢で仕事をすることが大切です。
病院にもよりますが、乳がんの患者さんが多く入院している病棟は、容態の急変も多くなり、残業が増えたり、多忙のために毎日バタバタすることもあります。精神的にも体力的にも健康な人が乳腺外科の看護師に向いていると思います。
また最近は、夜勤専従を取り入れているところや、日勤だけの勤務ができたり、多様な勤務が可能な病院も増えているので、そのようなところを、探してみるのも良いかもしれません。