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看護師がリウマチ科に転職するメリット・デメリット
看護師は転職の際、様々な診療科目から転職先を選ぶことができます。これまでと同じ診療科目に転職する看護師もいれば、新たな診療科目に転職してスキルアップを目指す看護師もいます。その診療科目によってそれぞれメリット・デメリットがありますが、リウマチ科に転職する場合のメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
リウマチ科とは、関節やその周囲に腫れや痛みを伴うリウマチを中心とした自己免疫疾患の診察や治療を行う診療科目です。その治療は薬物による療法や外科的治療、リハビリテーションなどが主となります。
リウマチの代表的なものが関節リウマチですが、関節リウマチは高齢者がかかる疾患と思われがちです。しかし実は30代でも発症する可能性があり、特に女性が発症することが比較的多い疾患です。体全体の関節に腫れや痛みを伴うため、放置しておくと日常生活に支障をきたすこともあります。
しかし、現在は治療法も進歩しており、血液検査やレントゲンなどで早期発見し、治療を開始することで通常の生活を送ることもできるようになっています。
リウマチ科の患者は高齢者が多く、リハビリテーションもあるため長期間にわたって定期的に診察にきます。リウマチ科の看護師の仕事は医師の指示のもと、尿検査や血液検査、注射、点滴などがあり、主な治療方法は薬物療法となります。
リウマチは直接命に関わることはあまりありませんが、完治が難しく長期的な治療が必要となる疾患です。長期的なリハビリテーションによって患者の心身に大きな負担がかかるため、看護師は患者の身体的な介助や精神的なケアも必要となります。
看護師がリウマチ科に転職するメリット
看護師がリウマチ科に転職するメリットとしては、患者に寄り添った介護ができるため看護師としてのやりがいを感じられることが挙げられます。リウマチ科には認定看護師の制度はありませんが、日本リウマチ財団によって登録リウマチケア看護師制度が設けられています。
これはリウマチの治療において看護師の重要性を認められているということでもあるので、リウマチ科の看護師になったら登録を目指すことで自身のスキルアップにもつながりますし、患者の安心にもつながります。
総合病院のリウマチ科はそのほかの診療科目に比べて給与が高い傾向があり、収入アップを目指す人にはメリットとなります。ただし、クリニックなどのリウマチ科ではそのクリニックごとに大きく異なるためその限りではありません。
看護師がリウマチ科に転職するデメリット
反対にリハビリ科に転職するデメリットとしては、治りにくい疾患のため精神的な負担が大きいことがあります。リウマチの患者は痛みなどを訴えることが多いため、治療を行っていても痛がる姿を見ることは精神的につらいという人もいます。また、リウマチは完治することが基本的にないためやりがいを感じにくいということもあります。
また、リウマチが進行していくと関節の変形に伴って痛みが強くなり、日常の動作にも支障が出ることがあるため看護師が介助することがあります。食事の介助などは問題ないのですが、褥瘡防止のため体位変換を行ったりトイレ介助を行ったりする必要がある患者もいるため体力的にも大変な場合があります。女性にとっては重労働となるため、それをデメリットと感じる人もいます。
リウマチ科に転職する場合、まず精神的なストレスが大きい職場ということを理解しておかなければいけません。リウマチは完治することが基本的にないため、痛みに苦しむ患者の精神的なケアを求められます。何人もの患者の精神的なケアを続けていると看護師の精神的なストレスが大きくなるため、そのことを踏まえたうえでリウマチ科への転職を検討していきましょう。