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看護師が婦人科に転職するメリット・デメリット
看護師は転職の際、様々な診療科目から転職先を選ぶことができます。これまでと同じ診療科目に転職する看護師もいれば、新たな診療科目に転職してスキルアップを目指す看護師もいます。その診療科目によってそれぞれメリット・デメリットがありますが、婦人科に転職する場合のメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
婦人科というとまず産婦人科が思い浮かびますが、産婦人科は産科と婦人科が一緒になっているものです。そのため婦人科ともいえますが、どちらかといえば産婦人科は妊婦が出産のために行く場所なので、女性特有の疾患を専門に診る婦人科とは別に考えたほうがいいでしょう。
一般的に婦人科の診療内容となるのは、主として更年期障害、性病、感染症、月経不順、骨盤腹膜炎、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮頚ガンなどがあります。いずれも女性特有の疾患ですが、それ以外にも泌尿器科の診療内容であっても泌尿器科にかかるのは恥ずかしいと考える女性なども婦人科にかかることがよくあります。
最近はストレス社会が進んだことで心と身体の異常を訴えることが増えているため、患者の精神的なケアに注力する医療機関が増えています。女性の場合は、更年期障害などメンタル面が乱れやすい疾患も少なくありません。そのため、心と身体の不調を感じたらまず婦人科に行ってみるという患者も多いでしょう。そのため、婦人科の看護師は患者のメンタルケアも重要な仕事となります。
婦人科の主な仕事内容は、診察の補助や内診時の立会いです。特に医師が男性である場合は、内診時には必ず女性看護師の立ち合いが必要となります。診察時も女性看護師が一緒にいることで患者の安心につながります。他にも様々な仕事がありますが、他の診療科目の看護師と特に違うのはこの2つになります。
看護師が婦人科に転職するメリット
婦人科に転職するメリットとしては、まず患者が女性ばかりであることが挙げられます。男性が苦手な看護師や、以前セクハラなどを受けて男性患者にいい印象をもっていない看護師も安心して働けるため、そういった看護師にとっては大きなメリットとなります。
また、婦人科の看護師は他の診療科目と比べて仕事内容も患者の種類も大きく異なるため、自分にできる看護の幅を広げ、成長できるというメリットもあります。
特に婦人科で扱う疾患は女性特有のものが多いのですが、それは同じ疾患がいつ看護師にも降りかかるかはわからないということにもなります。そうなった時、同じ症状の患者を見たことがあれば疾患に気付きやすくなりますし、相談もしやすい環境もあります。
婦人科にかかるような疾患については人に相談しにくく、一人で抱え込んでしまう人も少なくないので、自分の疾患にいち早く気付いて適切な対処ができるということは確かにメリットと言えます。
看護師が婦人科に転職するデメリット
逆にデメリットと言えるのは、扱う診療内容が専門的すぎることです。確かに看護師としてできることの幅は広がりますが、専門的な知識や経験を他の診療科目に行っても活かしにくいでしょう。
また、女性特有の疾患で悩む患者はナイーブになっており、精神的なケアが必須となります。しかしふさぎ込んでコミュニケーションを拒絶される場合などもあり、また対処を間違えて関係がこじれてしまう場合もあるため、コミュニケーションをとることが他の診療科目の患者よりも難しいこともデメリットと言えます。
婦人科に勤める看護師の仕事や勤務時間、給与はその医療機関によって大きく異なります。特に女性向けの病院はサービスにこだわっているところや内装がキレイなところなど、医療機関によって様々な特徴があるばあいが増えています。婦人科に転職をする際は、事前にそれぞれの医療機関における待遇の違いをしっかりと確認してから転職するようにしましょう。