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看護師が皮膚科に転職するメリット・デメリット
看護師は転職の際、様々な診療科目から転職先を選ぶことができます。これまでと同じ診療科目に転職する看護師もいれば、新たな診療科目に転職してスキルアップを目指す看護師もいます。その診療科目によってそれぞれメリット・デメリットがありますが、皮膚科に転職する場合のメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか。
皮膚科は他の診療科目に比べて残業や夜勤が少ないため、家庭の事情や子育てなどの都合できちんと時間が決まった仕事をしたい看護師に人気があります。
また、治療の結果が目に見えてわかりやすいことからやりがいを感じやすい診療科目でもあります。皮膚科では皮膚の疾患全般を診療する診療科目であり、看護師は診療の際に医師の介助を行うことや患者に対して薬の使い方、毎日のケア方法を説明することが主な業務内容となります。容体の急変やオペなどはほとんどないため、急な仕事というのはあまりありません。
看護師が皮膚科に転職するメリット
皮膚科に転職するメリットとしては勤務時間が安定していることもそうですが、出産や結婚などで一度退職してブランクがある人が復職しやすいという特徴もあります。処置が他の診療科目に比べて簡単な場合が多いので、ブランクを気にする必要なく働けるからです。そのため、復職する時の職場としても人気があります。
また、皮膚科の診療は血液データや機械による診察もありますが、ほとんどは視診での回復状況の確認が大きな割合を占めています。治療も外用薬を塗布する場合が多く、その回復の経過がわかりやすいためモチベーションにつながりやすい面があります。
それに加えて皮膚科では死亡する患者や急変リスクを抱えた患者というのはあまりいないため、患者の死に対面することが少なく看護師の精神的なストレスが少ないというメリットもあります。
看護師が皮膚科に転職するデメリット
反対にデメリットとなるところは、まず看護師としてのキャリアアップにはつながりにくいことが挙げられます。皮膚科には病床があるところが少ないため、オペ対応や介助などの病棟勤務での経験を積むことは難しいのです。そのため、病棟勤務がある他の診療科目に転職する際にはキャリアとして評価されにくいこともあります。
また、皮膚科は病院によってはかなり患者数が多く、勤務内容としてはかなり忙しいことがあります。そのため、外来看護師の中では仕事が慌ただしい場合もあります。また、その診療内容が命に関わることが少ないことから緊張感を持てないという人も少なくありません。
皮膚科の仕事は、医療の最先端で働いてキャリアアップをしていきたいと考えている看護師にはあまり向いていません。しかしカルテや問診票の整頓や医師の治療に対するスムーズなサポートなどが求められるので、決まった業務に集中して取り組むことが得意という看護師には向いています。
また、皮膚科の看護師に求められる能力は皮膚の症状の変化に気付くことができる観察眼や、患者を待たせてしまっていても上手になだめて接することができるコミュニケーション能力などがあります。また、皮膚科の処置は難しくないとはいえ、時間をかけてしまうと患者をイライラさせてしまうため適切な処置を迅速に行えることも必要となります。
皮膚科では湿疹やかゆみだけではなく、水虫や帯状疱疹、水疱瘡といった根治に時間がかかるうえに感染性がある疾患の患者も数多くあります。場合によっては接触により看護師にも感染してしまうことがあるため、感染リスクを抱えることは覚悟しておかなくてはいけません。特に外用薬を塗布する際などには注意が必要となります。こうした感染リスクもあることを踏まえたうえで皮膚科への転職を考えましょう。