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看護師が肛門外科に転職するメリット・デメリット
看護師はどの科で働く場合もそれぞれ違いがあり、それによってメリットやデメリットが生じる場合もあります。肛門科は女性が多い看護師業界では避けられるイメージがありますが、実はメリットも多いため人気がある科です。では肛門科に転職した場合のメリット・デメリットとは何でしょうか。
看護師が肛門外科に転職するメリット
肛門科に転職するメリットとしては、まず残業や夜勤が少ないことが挙げられます。内科や外科では救急診療もあることが多いため、少なからず残業や夜勤をする必要があります。
しかし肛門科では救急診療を行うことはあまりないため、基本的には時間通りに退勤できます。
また、入院施設がない場合も多く、あっても長期入院することはあまりないため病床数もすくないことで夜勤があっても負担は少なくなります。育児や介護などと仕事を両立している人には特に人気があります。
また、肛門科の給料は他の科に比べて高めに設定されていることが多いため、収入を増やしたい人にはうってつけです。肛門科は治療のためにあまり見たくない、汚い部分を見なくてはいけないのでその代りに給料が高めになっていると思われます。
肛門科は痔をはじめとした肛門の疾患が主だと思われていますが、それだけではなく大腸がんや大腸炎などの内臓の疾患も扱います。そのため毎回肛門付近を診なくてはいけないわけではなく、さらに専門的な器具なども多いため専門知識が必要となることも多い科です。
主な仕事となるのは点滴や注射などの基本的な処置よりも、肛門科の専用機器を使った検査業務や医師のオペ介助が多く、治療へのアプローチも他の科とは異なってきます。そのため、採用時は専門知識やスキルがなくても問題ない場合が多く、採用後にしっかりと専門知識を学ぶことができます。
とはいえ肛門科はその診療内容から20代の看護師などは患者が嫌がることも多いため、30代から40代の看護師を採用する場合が多いようです。そのためベテラン看護師だけではなく、いったん仕事を離れたブランク明けの再就職先、夜勤が難しいママ看護師などに向いています。
また、機械出しなどの力仕事なども多いことと処置部分がデリケートなことから異性に処置されることを嫌がる患者も多いことから男性看護師が採用されやすいこともメリットです。
看護師が肛門外科に転職するデメリット
反対に肛門科に転職するデメリットもあります。肛門科は専門的な診療科であり、肛門や大腸などの限定的な部位における疾患の治療を行います。
そのため検査機器や治療法など専門的な知識を得る機会は多くなるものの、注射や点滴といった基本的な処置スキルに関しては行う機会がほとんどないためスキルの低下につながるというデメリットがあります。そのため、肛門科に長く勤めている看護師は他の科に転職したいと考えたときに不利になるかもしれません。
また、肛門科の診療内容としては痔や大腸がんなどがよく知られていますが、肛門科という名前自体に偏見を持っている人もいます。そのため、勤務先を肛門科ということに抵抗を覚える場合もあります。診察する場所がデリケートなので、患者が異性だった場合はどうしても恥ずかしいと思われることも多いので、患者に対する気配りが必要となります。
こうしたメリット・デメリットがある肛門科ですが、専門知識が必要となることも多いためスキルアップにも向いており給与も高いことが多いため人気がある科です。
診療内容から患者が受診しやすいように明るい雰囲気を作ったり、患者の気持ちを汲み取らなければいけないのでコミュニケーションが大事となるため、そうした面でもスキルアップが望めます。肛門科への転職を考えている場合は、そうしたメリット・デメリットをよく検討した上で転職しましょう。